2023/12/26 12:05
ぱーぷる編集部(松石)
【近鉄奈良駅周辺 居酒屋特集!③】自分へのご褒美にちょっと贅沢。すき焼き飲み会はいかが?【すき焼きと牛まぶし ももしき/奈良市】
近鉄奈良駅から徒歩3分。
奈良の観光の顔ともいえる駅前商店街『東向き商店街』の入り口すぐの2階にあるのが『すき焼きと牛まぶし ももしき』だ。
座席数は100席、これまでこちらの特集でご紹介してきた店舗の中では、一番のキャパシティを誇るこのお店。
宴会や接待、個人や親族での集まりなど幅広いニーズにこたえることのできるお店だ。
まずは大和牛を味わう
こちらのお肉は奈良のブランド牛"大和牛(やまとうし)"だ。
まずは店員さんがお手本で一枚、割り下を張ったすき焼き鍋に丁寧にお肉を広げてくれる。
手塩にかけて育てられた和牛は通常の牛肉よりも脂の融点が低い。
鍋に移された途端に肉から割り下へ脂がジュワッ。
サッと引き上げられたお肉が取り皿の上に到着し、店員さんが笑顔で「どうぞ」の一声。
待ってました!
あえて卵は付けずそのまま口に放り込み、甘めの割り下と和牛独特の香りを味わう。
お酒は、口あたり強めの日本酒「三諸杉(みむろすぎ)」をあてる。
一杯目はビールなどでも良いが、ブランド牛を存分に楽しむなら、和牛香とのマリアージュが楽しめる日本酒をお勧めしたい。
…というのはあくまで酒飲みの感想。
具材には奈良の特色ある食材を
二枚目以降のお肉は説明書きを読みながら、お野菜やほかの具材と一緒に自分で焼いていく。
お肉の旨さに驚きながらも、他の食材の質の良さにも気づく。
十津川のしめじや、天理の麩、五條の白きくらげ(!)まで、"奈良のスター食材"ずらりと並ぶ。
そもそも奈良県は食材の生産地としてのイメージが薄い県だ。
県外から初めてこのお店を訪れた人は、奈良県産食材のバリエーションの豊富さに驚かされることだろう。
ここまでくればお酒だって奈良県産
日本酒も奈良県産のものを用意。
今年から新たに美吉野醸造「花巴 KASAMA(はなともえ かさま)」もラインナップに加わった。
お肉に合わせることを前提として醸されたという。
取材時は車での移動だったので、この記事の時点では筆者は未体験。
非常に気になる。のどが鳴る。
すき焼きのコースは6,050円(税込み)~。松茸や牡蠣など季節の食材を使ったものもある。写真は2人前。ドリンクは別料金。
"お客様巻き込み型"の奈良の応援団
農畜産物の生産地として、物量的にも流通価格的にも決して恵まれているとは言えない奈良県。
そんな中でも、頑張って良いものを作ろうとしている生産者は確かにいる。
奈良の玄関口で県産食材を多数扱う『ももしき』には、そんな奈良の生産者を応援しようという心意気がある。
奈良の紹介の切り口として、他府県から訪れた友人や家族、取引先との会食に使うのも良いだろう。
美味しい思い出を持って帰ってもらえれば、きっと奈良を好きになってくれるはずだから。
すき焼きと牛まぶし ももしき
- 住所/奈良市東向中町5−1
- 電話/0742-26-1008
- 営業時間/ 11:00~22:00(L.O.21:00)
備考/1月1日は16時からの営業
- 定休日/無
- 駐車場/無(近くに有料P有り)