2023/11/17 07:00
ぱーぷる編集部(田村)
【奈良の紅葉2023】深まる秋を堪能しよう!奈良の紅葉スポットまとめ Part2
すっかり秋も深まり、美しく色づく紅葉が見られる今日このごろ。
奈良ならではの寺社と紅葉が織りなす日本の美を堪能して、冬に向けてパワーを充電しよう!
ご紹介する紅葉スポットはこちら!
■ 神社仏閣の紅葉
・談山神社|桜井市
・長谷寺|桜井市
・等彌神社|桜井市
・長岳寺|天理市
・室生寺|宇陀市
・信貴山朝護孫子寺|生駒郡平群町
・壷阪寺|高市郡高取町
・岡寺|高市郡明日香村
吉野山周辺や奈良の公園・庭園の紅葉スポットはこちらをご覧ください!
■ 神社仏閣の紅葉
【談山神社(たんざんじんじゃ)|奈良県桜井市】十三重塔と紅葉のコントラストは必見!「関西の日光」ともいわれる紅葉名所
藤原鎌足が祀られ、中大兄皇子と大化の改新の相談を行った場所としても知られる談山神社は、秋になると約3000本のカエデが社殿の朱色と競うように朱く燃え立つ。
色鮮やかな本殿は日光東照宮を建てる際にモデルとされたそうで、紅葉に彩られた風景は「関西の日光」とも呼ばれている。
世界唯一の木造十三重塔と紅葉のコントラストは絵になる美しさで、写真スポットとしても大人気。多くの参拝者がその絶景に浸る。
◆見頃◆
11月中旬〜12月上旬
◆ここもポイント◆
11月18日(土)~11月26日(日)の期間、重要文化財の大小さまざまな社殿と3000本の紅葉がライトアップされる。昼間とはまた違った幻想的な景色を楽しもう。
【長谷寺(はせでら)|奈良県桜井市】今年は紅葉と菊の花が楽しめる、秋も美しい花の御寺
別名「花の御寺」とも呼ばれ、四季折々の美しい花々で多くの人を魅了し、親しまれている長谷寺。
紅葉の季節も、本堂の舞台から見る紅葉に浮かぶ朱塗りの五重塔や、礼堂の床板に映る床もみじなど、見事な景観を楽しませてくれる。
長谷寺の紅葉は、朱色、緋色、黄色、茜色など色合いが豊かで、そのグラデーションの美しさは格別。広い境内で少しずつ時期をずらして色づくため長く楽しめるのも特徴。
◆見頃◆
10月中旬~12月上旬
◆ここもポイント◆
2023年の秋は約100種類、500鉢の色とりどりの菊の鉢植えが本堂近くの参道に並べられる「菊回廊」も行われ、訪れた人々の目を楽しませている。「菊回廊」は12月10日まで。
【等彌神社(とみじんじゃ)|奈良県桜井市】夜の幻想的な「逆さ紅葉」が美しい歴史ある古社
鳥見山の麓にある等彌神社は、927年にまとめられた『延喜式』(当時の全国の神社一覧)にも記載がある歴史ある神社。
境内には約100本のモミジがあり、桃神池の水面に映る“逆さ紅葉”は特に美しく、人気の紅葉スポット。紅葉期にはライトアップされ、ひときわ幻想的な光景が見られる。
伊勢神宮内宮の鳥居を譲り受けた等彌神社一の鳥居、子宝石や句碑、歌碑など見所がたくさんあり、落ち着いてゆっくりと過ごしたいパワースポットだ。
◆見頃◆
11月中旬〜12月上旬
◆ここもポイント◆
2023年11月20日(月)~11月26日(日)のライトアップ期間、毎日様々なイベントが行われ、屋台も出店される。伝統や音楽に触れて楽しめるこの期間、何度でも足を運んで楽しみたい。
【長岳寺(ちょうがくじ)|奈良県天理市】歴史ある寺の古より変わらぬ美しい紅葉
境内12,000坪に四季折々の花が咲き、重要文化財を多く有する「花と文化財の寺」として知られている長岳寺。
例年11月中旬からモミジやカエデなどの木々が色付き、12月上旬頃まで美しい紅葉が境内を彩る。
中でも1200年の歴史を経た浄土式庭園(本堂前)の紅葉は有名で、日本紅葉の名所100選にも選ばれているほど。
◆見頃◆
11月中旬~12月上旬
◆ここもポイント◆
2023年10月23日(月)から11月30日(木)まで、長岳寺に伝わる有名な「狩野山楽筆・大地獄絵」が本堂で公開される。すさまじい三悪道(地獄、餓鬼、畜生)や修羅道の世界が描かれており、迫力満点。
期間中の土日に行われる、住職によるコミカルな絵解き説法も必聴!
【室生寺(むろうじ)|奈良県宇陀市】国宝の堂塔が紅葉に包まれる女人高野
古くから女性の参拝者が多い「女人高野」として親しまれ、桜やシャクナゲ、そして紅葉スポットとしても高い人気を誇る室生寺。
秋には室生山全体が紅葉し、太鼓橋から五重塔までの間がひときわ美しく色づく。
特におすすめのスポットは、仁王門を潜った先にある石積みの階段・鎧坂の紅葉。階段の下から見上げる紅葉の迫力と美しさは格別だ。
◆見頃◆
11月中旬~12月上旬
◆ここもポイント◆
紅葉期恒例の夜間ライトアップは2023年11月3日(祝・金)~5日(日)、11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日)、23日(祝・木)~26日(日)の11日間。紅葉と堂塔が光に照らされ、五重塔では青龍が4年ぶりに出現!ピンクリボン運動に賛同し、表門の石柱がピンクに染まる。
【信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)|奈良県生駒郡平群町】奈良盆地を一望できる紅葉スポット!石灯篭の灯りで夜も堪能
信貴山の中腹に位置し、寅に縁のある寺でも知られている信貴山朝護孫子寺。
紅葉の時期には、広い境内のいたるところで、モミジの赤やイチョウの黄色と、緑の木々が絶妙に混じり合った美しい景色が見られる。さらには、周囲の山々も鮮やかに色づき、遠くに望む奈良盆地も素晴らしい眺めだ。
◆見頃◆
11月上旬~12月上旬
◆ここもポイント◆
信貴山朝護孫子寺では、1年中、夕刻になると本堂を照らすライトアップに加え、参道に立ち並ぶ約2,000基もの石灯籠に灯が入り、境内が幻想的な雰囲気に包まれる。特に紅葉の季節は、周辺の風景とあいまって美しさもひとしお。
【壷阪寺(つぼさかでら)|奈良県高市郡高取町】ため息がでるほど美しい山寺ならではの秋
奈良盆地を一望におさめる壷阪の山に建つ壷阪寺。
眼病封じのお寺として知られ、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪と、四季折々の衣をまとった全長10mの大仏様(大釈迦如来石像)の姿も有名。
秋には広々とした境内や周辺の山々が鮮やかに色づき、山寺ならではの美しい秋が目前に広がる。そのスケール、美しさには思わずため息がでるほど。
◆見頃◆
11月中旬~12月上旬
◆ここもポイント◆
2023年10月7日 (土)~12月3日(日)の期間で、目の観音さまとして広く信仰を集める本尊「十一面千手観世音菩薩」のお膝に特製の布で触れて、観音様と深くご縁を結ぶことができる「壷阪観音お身拭い特別結縁参拝」が行われている。紅葉で目の保養をしたあとは、目の観音様におまいりしよう。
【岡寺(おかでら)|奈良県高市郡明日香村】紅葉のトンネルに三重宝塔と紅葉の共演
飛鳥の地に建立され1300年以上の歴史を刻む岡寺。日本で最初の厄除け霊場としても信仰を集め、特に女性の厄除けに霊験あらたかといわれている。
秋になると紅葉が境内を彩り、三重宝塔の周辺や本堂の奥、奥の院から境内をぐるりと一周できる岡寺参道は、さながら紅葉のトンネルのようになる。
◆見頃◆
11月上旬~12月上旬
◆ここもポイント◆
2023年11月23日(木・祝)〜 26日(日)の期間、岡寺では初となる紅葉期のライトアップが行われる。合わせて和傘・竹あかり・プロジェクションマッピングが彩りに加わる。光るビー玉手水舎もあり、岡寺ならではの幻想空間が広がる。