2023/10/18 07:00
ぱーぷる編集部
【新刊】奈良県の「生駒山上遊園地」に現存する「最古の遊具・飛行塔」が話す歴史ファンタジー 『100年見つめてきました』が11月15日に発売
2023年11月15日(水)に奈良県生駒市にある『生駒山上遊園』の飛行塔を主人公にした物語、『100年見つめてきました(吉野万理子:作、川上和生:絵)』が発売される。
あらすじ
奈良県生駒市の生駒山上遊園地の現存する最古の遊具「飛行塔」が話す、「戦争と子ども」歴史ファンタジー。
戦争中に、飛行塔部分をもぎとられ「金属回収」されてしまう。
「戦争とは何か」を考え、その後、高度経済成長期の変わる日本を見届け、令和の子どもたちにあたたかい声をかけている。
長い年月の間、高い山のてっぺんから、昭和・平成・令和とこどもの笑顔と涙を見てきた飛行塔の物語。
なお、生駒市内5か所の図書館(生駒市図書館、図書館北分館、図書館南分館、生駒駅前図書室、鹿ノ台ふれあいホール図書室)に1冊ずつ献本される予定。
ー紀伊国屋書店 横浜店 花田優子さん
「『被害者』『加害者』ではなく『第三者視点』で描かれる戦争童話は、子どもたちに客観的に戦争について考える力を与えてくれます。」
『100年見つめてきました(吉野万理子:作、川上和生:絵)』巻末解説ページより引用
作者・画家プロフィール
吉野万理子 (よしの・まりこ):作
神奈川県出身。
作家、脚本家。児童書の作品に、『チームふたり』をはじめとする「チーム」シリーズ(学研プラス)や、『5年1組ひみつだよ』(静山社)などがある。
2012年『劇団6年2組』、2015年『ひみつの校庭』(ともに学研プラス)で、うつのみやこども賞を二度受賞。
川上和生(かわかみ・かずお):絵
北海道生まれ。
絵本『ながいながい骨の旅』(文・松田素子)で2019年度児童福祉文化賞受賞。
東京イラストレーターズ・ソサエティ会員。
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