奈良市在住のヴァイオリニストが奏でる珠玉のベートーヴェン【奈良市】

2023年9月30日（土）、11月25日（土）

奈良市在住のヴァイオリニスト海田仁美氏のリサイタルが2023年9月30日（土）、11月25日（土）の2回にわたって開催される。

会場は大和西大寺駅近く、奈良ファミリーの6Fにある「秋篠音楽堂」。300席を有するクラシック音楽専用のホールだ。

演奏される演目は楽聖として知られるベートーヴェンの「ヴァイオリンソナタ」（全10曲）。

コロナ禍において、多くの音楽家が演奏の機会を失ってしまった状況の中、海田氏が意欲的に取り組んだのがこのベートーヴェンのヴァイオリンソナタ。演奏会で取り上げられることの少ないこの傑作10曲を、京都市立芸大大学院を修了後、おなじく音楽への情熱を保ち続け、真摯に技術を磨き続けている姫野真紀氏のピアノとともに演奏する。

第1回の9月30日（土）には「春」を含む第1番から第5番までを、第2回の11月25日（土）には「クロイツェル」を含む第6番から第10番までを演奏。

海田氏、姫野氏の魂のこもった珠玉のベートーヴェンのソナタをお聞き逃しなく。

海田仁美（かいだひとみ）プロフィール

相愛大学音楽学部卒業、京都市立芸術大学大学院修了。在学中、安田生命クオリティオブライフの奨学金を得る。日本音楽知覚認知学会で大串健吾氏のもと行った音律の研究、修士論文『ヴァイオリンの音階演奏におけるイントネーション』を発表。これまでに岡本智紗子、長野昭子、久合田緑、岸邉百百雄の各氏に師事。ザ・フェニックスホールにてデビューリサイタル、その後は秋篠音楽堂、学園前ホールにてリサイタルを定期的に開催。ピアノトリオのコンサートに意欲的に出演。また奈良県新公会堂の能楽堂にてバッハ無伴奏ソナタとパルティータ全６曲を演奏。奈良県音楽芸術協会会員。

姫野真紀（ひめのまき）プロフィール

京都市立芸術大学、同大学大学院を修了。柴田翠、岩淵洋子、古川五巳、阿部裕之、田原富子の各氏に師事。オーディションに合格し日本演奏連盟主催によるリサイタルや、公募に選ばれフェニックス・エヴォリューションシリーズ「東欧幻想」他を開催。岡田加津子、くりもとようこ、櫻井ゆかり各氏の作品展で新作演奏。2015年東京の春音楽祭ではヤナーチェクの作品を特集した演奏会に出演。地元では17度の1コインピアノコンサートの他、美術作品との演奏会「見える音、聴くかたち」、モーニングコンサートやトリオ・マノ演奏会など親しみやすいコンサートを開催し好評を得る。また、全音ピアノピースを順番に聴く講座を毎月続けている。第31回京都芸術祭優秀競演賞。いこま音楽祭、京都フランスアカデミー等のレッスン伴奏、合唱や弦楽合奏の通奏低音奏者、リサイタルの共演などアンサンブルに積極的に活動している。

◆開催概要

●イベント名／ベートーヴェン　ヴァイオリンソナタ全曲演奏会
●演奏／海田仁美（ヴァイオリン）、姫野真紀（ピアノ）
●開催日／2023年9月30日（土）第1番～第5番　11月25日（土）第6番～第10番　
●開催時刻／13：30開演（13：00開場）
●会場／秋篠音楽堂（近鉄大和西大寺駅　奈良ファミリー6F）
●料金／各回一般 4,000円、各回学生 2,500円、全2回通し券 7,000円
●問合せ先／tel：0742-24-4545　mail： kaidaviolin@hotmail.com