2023/08/03 10:40
ぱーぷる
【新店】本場ドイツの味が堪能できる「ハム・ソーセージ」のお店【メツゲライ・イノウエ|奈良市】
『メツゲライ・イノウエ』は2023年6月、奈良市あやめ池にオープンしたハムやソーセージなどの食肉加工品を扱うお店だ。
(手前)『燻製骨付きアイスバイン』 1本3,888円(税込)(奥左)『本気のフランクフルト』 1パック1,231円(税込)(奥右)『自称日本一美味しい黒毛和牛コンビーフ』1,576円(税抜)※グラムによって値段は変わります
ハム好きが作った、ハム好きのためのお店
「メツゲライ」という言葉をご存じであろうか?あまり聞きなれない言葉だが、ドイツ語で食肉加工品の専門店を意味する。
ハムやソーセージ、ベーコンなどを扱うのだが、そういった専門店は国内ではまだ珍しい。
そんな「メツゲライ」が奈良市あやめ池にオープンした。あえて耳慣れないドイツ語を店名に冠するところにもドイツ本式に対する並々ならぬこだわりを感じる。
メツゲライ・イノウエでは、本場ドイツの世界コンクールで金賞など受賞歴のある職人が商品を製造。
代表の井上さんが自分の舌で選んだ職人さんへ直々に依頼しているのだという。
まさにハム好きが作ったハム好きのためのお店である。
メツゲライ・イノウエのこだわり
現在、国内で流通しているハムやソーセージなどの食肉加工品は、同じ重さで比較して原材料の精肉よりも安価なものが多い。
これはなぜか?
普段、我々の食卓に上がる安価なソーセージなどは、製造の段階で塩水やたんぱく質加水分解物(大豆や肉などを分解加工したもの。いわゆる食品添加物ではなく食品の一つとして扱われる。)が多く含まれているという。
それに対して「本場ドイツの昔からの製法にこだわって作っています。うちの製品には余分なものは一切入っていないので、肉本来の旨味が味わえます」と代表の井上さんは語る。
【メツゲライをめぐる冒険】井上大輔さん
偶然取引先のイベントで食べたハムの味に感銘を受け、酒類専門商社の営業職在籍中に食肉加工品の卸売り店を副業としてスタート。
販売当初はスーパーへ卸売をしていたが、一般流通の食肉加工品と比べると単価が高く、売り場から浮いてしまう。
そこで自ら販売用の店舗を立ち上げることにした。現在では愛知県名古屋市に2店舗を構え、今回の奈良あやめ池北店で3店舗目。
もちろん今では『メツゲライ・イノウエ』が本業だ。
井上さんは実は奈良県の出身。「生まれ育った地元への恩返しのため」と奈良での出店を決めた。
ここまで簡単に経歴を紹介させていただいたが、今に至るまで相当な苦労・苦難があったことは想像に難くない。
前職の会社に在籍しながらの職人の確保や製品マネジメント、店舗出店や法人化などの多くの工程に加え、多店舗経営でのリスクもある。
しかし井上さんは現状での停滞より未来への発展を選択してきた。
代表の井上さんはまだ40代前半。彼の冒険はまだまだ続くのだろう。
お会計はキャッシュレス決済のみ。カード決済のほかPAYPAYなどQR、バーコード決済も利用可能。
メツゲライ・イノウエ あやめ池北店
- 住所/奈良県 奈良市朝日町 1丁目2−32
- 電話/0742-94-5181
- 営業時間/11:00~19:00
- 定休日/無
- 駐車場/なし