2023/04/25 17:00
バンビシャス奈良
【バンビシャス奈良】シーズン最終節は1勝1敗 今季ラストゲームは敗れるも石橋HCは「負けはしましたけれども、いい試合だったと思います」
2023年4月21日、22日、バスケットボールB2リーグ(2部)のバンビシャス奈良は、アウェーの照葉積水ハウスアリーナで、ライジングゼファー福岡と対戦。
連勝すれば福岡を抜いて、B2西地区5位浮上となる奈良だったが、21日は70-59で勝利したものの、22日に66-70で惜敗。18勝42敗、B2西地区6位という成績で2022-23シーズンを終えた。
バンビシャス奈良 70-59 ライジングゼファー福岡(2023年4月21日)
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1Q、ジェレマイア・ウィルソン選手の先制点を皮切りに、試合開始から8連続得点。その後も、シェイク・ムボジ選手がインサイドで得点を重ね、最後は藤澤尚之選手がスリーポイントを決め、29-13とリードした。
2Q、最初のクォーターほど、オフェンスの流れが良くなく、得点できない我慢の時間もあったが、残り4分を切ったところで板橋真平選手のスリーポイントなどもあり、44-33と二桁のリードは守った。
3Qも、フィールドゴール成功率が40%を切るなど、オフェンスの流れは良くない。それでも、藤髙宗一郎選手がショートコーナーからポンプフェイクでディフェンスを飛ばして得点。さらに、藤髙選手からクリスチャン・ジェームス選手を経由し、ムボジ選手のダンクでの速攻をフィニッシュするなど得点につなげ、58-49とリードを保った。
4Qは、フィールドゴールこそ2本だったが、ゲームをコントロールし、シュートファウルを受けて得たフリースローを決め続けることで、リードを譲らず、70-59で勝利。今季初となる3連勝を達成した。
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石橋晴行HCコメント
「40分を通して、全員でディフェンスをがんばることができたと思います。オフェンスには課題が残ったので、修正して明日(22日)のシーズンラストゲームに挑みたいと思います。」
バンビシャス奈良 66-70 ライジングゼファー福岡
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1Q,古牧昌也選手の速攻で先制したものの、その後は福岡にリードを許す。ムボジ選手がインサイドで得点し、さらに藤澤選手がフリースローとスリーポイントで追い上げ、19-19の同点とした。
2Q、三森啓右選手のジェームス選手とのピックアンドロールからのシュート、板橋選手のスリーポイントなどで、6点をリードする場面もあったが、そこからリードを広げることができず、福岡と競る展開に。終盤、ディフェンスの裏を取った高岡圭汰朗選手が、宇都直輝選手のアシストを受けて、リバースレイアップに成功するなどしたが、38-40と2点差でハーフタイムを迎えた。
3Q、柳川幹也選手が左45度からゴール下へ切れ込んでのレイアップ、2本のスリーポイントでオフェンスに発破をかけると、古牧選手も速攻からのスリーポイント、宇都選手もフェイダウェイ気味のショットで続く。しかし、主導権を握るには至らず、57-57と同点でこのクォーターを終えた。
4Q、シーズン最後の10分となったが、両チームともにフィールドゴール成功率が30%に留まる。奈良は、藤澤選手が自らのスティールからのワンマン速攻、三森選手やウィルソン選手とのピックアンドロールからの、ミドル、スリーポイントシュートに成功し、7得点と気を吐くも66-70と福岡に振り切られ、今季の最後の試合に敗れた。
この試合終了をもって、奈良の2022-23シーズンが終了。戦績は18勝42敗、B2西地区6位となった。
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石橋晴行HCコメント
「今期最後の試合だったので、勝つために全員が最後の力を出し切って、がんばってくれたと思います。ブースターの皆さんへの、感謝の気持ちのこもった、ディフェンスとシュートがあったと思います。全員がそうした気持ちで戦ってくれたので、負けはしましたけれども、いい試合だったと思います。」