バスケット
2023/04/19 11:45
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)

【バンビシャス奈良】B2残留決定 勝利必須の試合で2勝をあげる

2023年4月15日、16日、バスケットボールB2リーグ(2部)のバンビシャス奈良はロートアリーナ奈良で、B2残留を争う、香川ファイブアローズと対戦。

15日は96-71で、16日は102-70で連勝した。この勝利と、別会場での、もう1つの残留を争うチームである、アースフレンズ東京Zの敗戦を受け、奈良のB2残留が決まった。


バンビシャス奈良 96-71 香川ファイブアローズ(2023年4月15日)

【バンビシャス奈良】B2残留決定 勝利必須の試合で2勝をあげる

©バンビシャス奈良

1Q、B2残留がかかった試合で、奈良はチーム全員が気持ちのこもったプレーを披露。特にジェレマイア・ウィルソン選手は、スリーポイント2本を含む5本のフィールドゴール、2本のフリースローを全て成功し、14得点。26-20とリードする原動力となった。

2Q、最初のクォーターとは打って変わって、両チーム共にシュートが決まらず、重い展開となる。しかし、4分を切ったところで、古牧昌也選手が2本の速攻のフィニッシャーとなり、さらにジャンプショットを決めるなど6得点。悪い流れの中でも、38-33と香川にリードを譲らなかった。

3Q、チームディフェンスから、流れをつかんだ奈良は、宇都直輝選手が味方へアシストを供給。自らも得点を重ねた。また、ウィルソン選手はこのクォーターも、13得点と攻撃を牽引した。63-47とリードして最終クォーターを迎える。

4Q、大きなリードでも、奈良は気を緩めることなく、チームオフェンスを展開する。藤澤尚之選手がコントロールから、クリスチャン・ジェームス選手、三森啓右選手へアシストを通す。さらに、2月25日以来のコートに立った高岡圭汰朗選手もスリーポイントを決めるなど、ベンチ入りした全選手が得点し、96-71で勝利。B2残留に向け、大きな1勝をあげた。

石橋晴行HCコメント


「大事な試合で、40分間運動量を落とさずに、最後まで戦うことができました。この運動量と気持ち、そしてやはり多くのブースターの皆さんの声援が大きな力となって、まず1勝できたと思います。明日(16日)もブースターの皆さんと一体となって戦えるように、インテンシティの高ディフェンスをして、応援してもらえるバスケットを最初から展開したいです。」

ジェレマイア・ウィルソン選手コメント


【バンビシャス奈良】B2残留決定 勝利必須の試合で2勝をあげる

©バンビシャス奈良

「B2残留がかかる、勝利が必要な大事な試合で、みんなが一丸となって勝つことができて、本当にうれしいです。奈良の皆さんが、プレーオフのようにこの試合で戦ってくれたり、応援してくれたので、勝つことができたのかなと思います。自分としては、今節の2試合をプレーオフのように捉えていて、どちらも大事な試合です。今日(15日)勝てたのは良かったですが、まだ前半という意識です。明日まだ後半を戦うんだという気持ちで、新たなスタートを切りたいと思っています。」

バンビシャス奈良 102-70 香川ファイブアローズ(2023年4月16日)

【バンビシャス奈良】B2残留決定 勝利必須の試合で2勝をあげる

©バンビシャス奈良

1Q、今季ホーム最多となる、1,950人のブースターの大声援を受け、この試合もインテンシティの高いディフェンスを仕掛ける。前日MVPのウィルソン選手がこの日も好調で、先制点を含め、スリーポイントを2本決めた。藤髙宗一郎も、フェイダウェイに加えて、ベースラインからのダンクなどで得点を重ね、30-22とリードした。

2Qは、シェイク・ムボジ選手がペイントエリアで奮闘し、攻撃を牽引。藤髙選手も1Qに続いて好調で、点を重ねると、板橋真平選手も思い切りのいいスリーポイントをヒット。途中、得点が止まる時間もあったものの終盤に、宇都選手とウィルソン選手、ジェームス選手が得点し、53-36と17点をリードしてハーフタイムを迎える。

3Q、このクォーターもムボジ選手が、ポストプレー、ジャンプショットで活躍。また、守りも固く、チームディフェンスで香川のシュート成功率を30%台に抑えつつ、ディフェンスリバウンドもしっかり抑えて、セカンドチャンスも与えない。最後は藤澤選手からのキックアウトでジェームス選手がスリーを決め、76-54とリードを広げた。

4Q、勝って残留に近づきたい奈良だったが、序盤はシュートが決まらず、古牧昌也選手のブロックショットなど、ディフェンスで粘る。流れを変えるべくとったタイムアウト後、期待に応えたウィルソン選手が3点プレー、藤澤選手がスリー、再びウィルソン選手がレイアップ、そしてスリーポイントを決めて、いい流れをつかむ。最後はゲームをコントロールしながら、得たフリースローを決め続け、102-70で大事な2試合に連勝した。

この勝利と、別会場での東京Zの敗戦を受け、B2残留が確定した。また、この日の試合出場で、宇都選手がキャリア通算500試合出場を達成した。

石橋晴行HCコメント


「こうした大事なゲームをホームで行うことができて、運も良かったなと思います。ブースターの皆さんの声援のおかげで、前半はいつも以上にシュートを決めることができましたし、拮抗した後半はディフェンスを後押ししていただいて、守れたというような場面もありました。最後は奈良らしいバスケができたと思います。」

藤髙宗一郎選手コメント


【バンビシャス奈良】B2残留決定 勝利必須の試合で2勝をあげる

©バンビシャス奈良

「今節の2試合は、内容よりも、勝ちきることが大事だったので、それが達成できて良かったです。試合の内容としては、香川さんも僕たちも、残留がかかっているという独特の雰囲気での試合だったのですが、そのプレッシャーに負けることなく、自分たちのバスケットを、僕たちの方が長い時間できたのかなと思います。」

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