2023/05/01 20:00
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)
【桂吉弥独演会】「桂米朝師匠・吉朝師匠との奈良県の思い出は?」など 桂吉弥さんインタビュー【動画あり】
2023年5月21日(日)奈良県橿原市の「橿原文化会館大ホール」で「桂吉弥独演会」が行われるのにあたって、桂吉弥さんにインタビューを行った。
奈良県での思い出
奈良県でも数々の落語会をされている桂吉弥さん。
若手の頃、大師匠である桂米朝さんの運転手として奈良県によく訪れていたそう。
第二阪奈ができ、米朝師匠と通った際は
「こないはよ奈良に来れんのか!?」
と米朝師匠が驚かれていたエピソードが思い出として残っているそう。
また、吉弥さんの師匠である吉朝さんとの思い出は
「奈良県で師匠のある落語会が朝10時か9時半開演と早い時間にあったんですよ。しかもその会が朝から『地獄八景亡者戯』を聞くという会で。
師匠が『こんな時間にお客さん来るんかいな』『なんで朝からお客さんおらんのに地獄の話をせなあかんのや』と嘆いていらっしゃったんですけど、会場のお客さんがパンパンでね。
師匠が『奈良の人は物好きが多いな~』とおっしゃってましたね。
実はその会は保育園とか幼稚園とかにお子さんを預けている方が多い方の落語会だったんですよね。」
と語ってくれた。
独演会でかける3つのお話をご紹介
「桂吉弥独演会」で今回かけるお話は「ないしょ話」「十五夜」「蛸芝居」。
「蛸芝居」は登場人物全員が歌舞伎好きのお話。
三味線や太鼓や笛などを使って賑やかなお話で、最後は買ってきた蛸とだんさん(主人)が格闘するというお話。
「ないしょ話」は桂三枝(現・文枝)師匠の創作(新作)落語。
50歳過ぎのイトウさんとヨシザキさんが登場し、笑えて面白いのだが、どこかほっこりする温かみのあるお話。
「十五夜」は桂吉弥さん自らの創作(新作)落語。
吉弥さんは毎年干支のお話を作っておりそのひとつが「十五夜」。
内容は吉弥さんが最近された坊主頭にヒントがあるよう。
こちらは当日のお楽しみ。
今年は例年と違い、創作落語2本と古典落語1本の会。
盛り上がること間違いなし。