2023/04/11 07:00
バンビシャス奈良
【バンビシャス奈良】両日とも惜敗 次節は降格争いをする香川と直接対決
2023年4月8、9日、男子バスケットボールB2リーグ(2部)のバンビシャス奈良はアウェー(熊本県立総合体育館)で、熊本ヴォルターズと対戦。
プレーオフ進出を決めている熊本に挑んだが、8日は74ー77、9日は64ー67といずれも惜しい内容でともに敗れた。
バンビシャス奈良 74-77 熊本ヴォルターズ(2023年4月8日)
©Bリーグ
1Q、奈良はインテンシティの高いディフェンスで、熊本のミスを誘いながら試合を進める。その効果もあり、宇都直輝選手の積極的なオフェンスで常に先行する形。終盤追いつかれるも、古巣との対戦に気持ちの入る藤澤尚之選手がフローターでの得点や、薦田拓也選手へのアシストなどで、22-19と逆転を許さない。
2Q、藤澤選手のジャンプショット、柳川幹也選手から宇都選手へのバックドアなどで、得点していくが、ファウルで得たフリースローの確率が上がらず、熊本を引き離すことができない。その後、熊本にスリーポイント2本を決められ、逆転されるが追走し、最後はジェレマイア・ウィルソン選手のブザービーターミドルで36-38。2点差でハーフタイムへ。
3Q、序盤にインバウンズパスのミスも絡み、連続でスリーポイントを決められ、ここまでで最大となる8点のビハインドを背負う。悪い流れになりかけるも、なんとか耐え、ウィルソン選手やクリスチャン・ジェームス選手がつなぎ、54-58と4点差に押し戻した。
4Q、開始2分で熊本に8-2のランを許し、10点差に開かれる。しかし、シェイク・ムボジ選手のスティールからのボースハンドダンクから流れを取り戻し、そこから今度は奈良が連続得点で一気に逆転する。だが、これを守りきれず、74-77で敗れた。
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石橋晴行HCコメント
「40分間強度の高いディフェンスはできていたと思います。ですがオフェンス、とくにペイントの得点とファストブレイクを決めきれなかったことで、なかなか流れにのれず、そのまま最後まできてしまったことが、負けにつながったと思います。明日(9日)もう1日あるので、チームで良いシュートを打って、決めきるように強くいくことと、今日以上のディフェンスで、勝ちたいと思います。」
バンビシャス奈良 64-67 熊本ヴォルターズ(2023年4月9日)
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1Q、両チームともにディフェンス強度が高く、クォーターを通してロースコアの展開に。熊本に先行される中、奈良は5分近く点をとれなかったが、ウィルソン選手の得点をきっかけに、スコアを重ね始める。最後は藤髙宗一郎選手のドライブで得点。11-16で最初のクォーターを終えた。
2Q、守り合い、奈良が追いかける展開は変わらず。オフィシャルタイムアウト明けに、チームディフェンスから板橋真平選手のタッチダウンパスを受けた宇都選手がバスケットカウント。ワンスローも決めて逆転するも、その後が続かず、27-32と熊本に再逆転を許す。
3Q、前半0本に抑えていた熊本のスリーポイントが連続で決まり、一時13点のビハインドを背負う。そこから、ジェームス選手がタフショットを決め続け、ムボジ選手も体を張って得点を重ねた。最後は、藤澤選手がスティールから前を走る藤髙選手にロブパスでアシストを通し、45-50と三度5点差でクォーターを終えた。
4Q、徐々に追い上げていく奈良は、オフィシャルタイムアウト明けの、藤澤選手のスリーポイントや、ジェームス選手の得点で残り2分を切って4点をリードする。しかし、前日同様にこのリードを保つことができない。宇都選手のドライブなどで、食らいついたが、最後は64-67で振り切られ、連敗した。
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石橋晴行HCコメント
「熊本さんが昨日(8日)に引き続き、すごく強度の高いディフェンスをされていて、そこに対応できませんでした。フィニッシュを決めきれず、流れをつかむことができなかったことが、昨日と同じく敗因となりました。とくに最後の場面では、熊本さんは決めるべき選手がしっかりと決めてきたのに対して、うちはターンオーバーやミスショットで終わってしまった。そこに力の差があったと思います。」
今シーズンホーム最終節
4月15日(土)、16日(日)は、ホーム(ロートアリーナ奈良)最終節。
相手はバンビシャス奈良と同じくB3降格争いをしている香川ファイブアローズ。
熱い戦いになること間違いなし。