2023/04/08 11:00
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)
【高校野球】「高校野球200年構想」奈良県高野連が後押しをすることとは?新会長に山口彰博氏が就任
奈良県高等学校野球連盟は、2023年4月8日に令和5年度(2023年)の「奈良県高野連の新体制」を発表した。
新会長は山口彰博氏
新会長に就任したのは山口彰博氏。
磯城野高校現校長で、出身は奈良県。
高校時代は畝傍高校で高校球児として活躍し、最後の夏は決勝で智辯学園に敗れて惜しくも甲子園出場はならなかった。
大卒1年目から母校である奈良県の畝傍高校で野球部監督に就任、その後は西の京高校で部長、監督を歴任されてきた。
まず会見で最初に口にされたのが「高校野球200年構想」。
「高校野球200年構想」とは高校野球の将来の普及・発展を目指す事業のこと。
奈良でも昨年から各学校が個別に野球教室などを行っているそう。
それを奈良県高野連が後押しする形を取る。
例えば奈良県高野連が「ティーボール」を購入し、それを各学校に貸し出したり、ゆくゆくは佐藤薬品スタジアムで、小さな子どもたちに野球に触れてもらうためのイベントを行う計画もある。
新会長就任の意気込みについては
「高校野球にお世話になってきました。高校野球を通じて人間形成をするということはずっと続けていきたいと思います。
また、高校球児は減っていても高校野球ファンは減っていないと思っています。
この方々の声援が生徒を成長させると思っております。『その声援はうれしい半面、責任感を持たなくてはならない』と言いやすいので、この好循環は切らないようにしていきたい。」
と語った。
コロナも落ち着き、少しずつ普段の生活に戻りつつある。
入場行進復活、来賓の数や声出し応援などもコロナ禍よりは制限の数を少しずつ緩和していく予定だそう。
今年度も奈良県の高校野球が盛り上がることを期待したい。