2023/02/21 11:30
バンビシャス奈良
【バンビシャス奈良】18日は宇都が大活躍も「1点差」負け 両日ともB2勝率トップの佐賀に善戦
2023年2月18・19日、男子バスケットボールBリーグ2部(B2)のバンビシャス奈良は、今季唯一のホームゲーム開催となるジェイテクトアリーナ奈良(奈良県橿原市)で、B2トップの勝率を誇る強豪佐賀バルーナーズと対戦。18日は76-77で惜敗、19日も74-79で敗れた。
バンビシャス奈良 76-77 佐賀バルーナーズ(2023年2月18日)
©バンビシャス奈良
奈良は、チーム最初の17得点に、得点とアシストで全て絡むなど、試合序盤から宇都直輝選手がチームを勢いづけ、最初のクォーターを23-18とリードする。
続く2Qも、宇都選手の勢いは止まらず。古牧昌也選手もファウルを受けながら、オフェンスリバウンドをタップシュートでそのまま押し込むと、ボーナススローもきっちり決めて、3点プレーを成立させ、奈良の流れを促進。46-39とリードして前半を終える。
3Qは、チームディフェンスで佐賀のフィールドゴールパーセンテージを14.3%に抑えた。また、藤澤尚之選手が、3本のアシストを通すなど、奈良オフェンスを巧みにコントロールし、65-50と15点のリードを奪うことに成功する。
しかし最終クォーター、奈良オフェンスが停滞。その間、佐賀に11本のフリースローを与えてしまうと、これを9本成功されてしまう。残り36秒で4点をリードしていたものの、これを守りきれず、76-77で惜敗した。
©バンビシャス奈良
石橋晴行HCコメント
「3Qまでは、練習してきたディフェンスが機能していたと思います。4Qは、ファウルで崩れてしまって、佐賀さんにフリースローをきっちり決められてしまいました。また、そこに至るまでのリバウンドですとか、イージーにシュートを打たせてしまっていたことも、敗因として大きかったです。」
宇都直輝選手コメント
©バンビシャス奈良
「スタッツを見ると、フリースローが鍵になったと思います。佐賀さんは打った本数がうちより10本以上多く、ミスは3本だけ。うちは逆に10本ミスしてしまっている。接戦になると、フリースロー一本一本が大事になってきますし、それをしっかりと決めてくるところが、佐賀さんの強さだと思います。佐賀さんは調子が良くても、負けていても、バスケットは徹底して同じことをやり続けてくる。そういうところが、上位にいるチームだなと思いました。」
バンビシャス奈良 74-79 佐賀バルーナーズ(2023年2月19日)
©バンビシャス奈良
試合序盤は2-7と佐賀に先行されるも、シェイク・ムボジ選手とクリスチャン・ジェームス選手の得点で、13-15まで追い上げた。
2Qは、板橋真平選手がスリーポイント3本を含む11得点と爆発し、流れを奈良に引き寄せ、35-29と逆転してハーフタイムに入った。
後半に入って3Qは、ジェレマイア・ウィルソン選手がオフェンスを牽引。同点に追いつかれた場面での、ファウルを受けての3点プレーを成功した。完全には佐賀に流れを渡さず、52-53と最小得点差で、後半最初のクォーターを終えた。
迎えた4Q、板橋選手の試合4本目のスリーや、ウィルソン選手が得点を重ねるも、じわじわと佐賀にリードを広げられる展開となる。残り36秒で藤髙宗一郎選手がコーナースリーをねじ込み、3点差につめ寄ったものの、最後はおよばず、74-79で連敗となった。
©バンビシャス奈良
石橋晴行HCコメント
「1Qから4Qまで我慢強く戦えたと思いますが、要所で自分たちがエラーをしてしまった時に、佐賀さんにしっかりとシュートを決められてしまいました。佐賀さんの落ち着いていて、強みを生かすオフェンスを守りきれなかったことが、敗因だと思います。」
板橋真平選手コメント
©バンビシャス奈良
「福島ファイヤーボンズさんとの2試合目、そして昨日(2月18日)と同じような負け方をして、メンタル的には厳しい試合でした。4Qの佐賀さんは強くて、リーグで1位にいることに納得しました。佐賀は(チームの中心である)レイナルド・ガルシア選手を含めて、2人の外国籍選手がいない中でも、それぞれの選手が役割を理解し、やるべきことを徹底してやっていて、だから強いチームだと思いました。僕たちも勝つためには、一人ひとりがやるべきことを理解してやらないといけないと、あらためて思いました。」