2023/02/09 15:45
ぱーぷる
【王寺町】2/25(土)明神山烽火(のろし)リレー開催〜みんなでつくる明神山烽火MAPプロジェクト
奈良県北葛城郡王寺町の明神山山頂から烽火(のろし)を上げる「みんなでつくる明神山烽火MAPプロジェクト」第3回のろし上げが2月25日(土)に開催。3回目 13:00〜、4回目 14:00〜の烽火上げには、明神山から上がる烽火を奈良県明日香村までつなぐ試みも!
烽火リレーでは"王寺町の明神山から上がる烽火が明日香村まで届くのか”をリレー方式で実証実験を行います。
橿原市、明日香村それぞれの地点から、烽火(リレー烽火)が視認できればバルーンが上がります。
「みんなでつくる明神山烽火MAPプロジェクト」
一般の参加者の方から見えた烽火(のろし)を撮影していただき、集まった写真や位置情報をもとに、烽火が見えた範囲のMAPを作成するプロジェクト。
フォトコンテストも同時開催。素敵な写真には特別賞が贈られます。ぜひ、皆さんご参加ください!
【のろし上げ時刻】※明神山山頂広場より烽火があがります。
1回目 10:00〜約20分間
2回目 11:00〜約20分間
3回目 13:00〜約20分間 ※明神山と明日香村をつなぐ烽火リレーを実施
4回目 14:00〜約20分間 ※明神山と明日香村をつなぐ烽火リレーを実施
明神山〜明日香村烽火リレーってどんなことをするの?
明神山から点火した後、中継地点の曽我川緑地で烽火を確認できたらアドバルーンを上げる。さらに明日香村の甘樫丘で曽我川緑地のアドバルーンを確認したら、明日香村からもアドバルーンを上げる試みです。
明神山は、360度の眺望がある山。かつて飛鳥時代、日本が白村江の戦いで敗戦後、唐・新羅軍が攻めてきたときのために烽火台を設けたとされ、その候補となるのが明神山。今回はその飛鳥(明日香)に実際伝達できるのか、できたとするならどれくらいの速度で伝達するのか実証実験を行います。
王寺町明神山の烽火とは・・?
王寺町の明神山は標高わずか273.6mですが、奈良・大阪方面ともに眺望のきく山です。飛鳥時代の663年、白村江で大敗した日本は、唐・新羅連合軍に侵攻されるのを恐れ、対馬、壱岐、九州、瀬戸内から生駒山地の高安に城を築き、同時に烽火による連絡ルートも整えて有事に備えました。
明神山は、城や烽火を築いたと考えられる記録や遺跡はありませんが、明石海峡が鮮やかに眺望でき、飛鳥方面の畝傍山が見え、高安城とも連絡可能な立地にあることから、付近に烽火台があったことも想像される山です。しかしながら、高安城から宮都の飛鳥までどのような烽火ルートがとられていたのか、学術的にも明らかになっていません。
「みんなでつくる明神山烽火MAPプロジェクト」では明神山から烽火を上げ、どのような気象条件や方角ならどの程度見えるのか。みなさんに時代の証言者になっていただき、烽火の写真をプロジェクトのHPから投稿してください!その成果をもとに、みんなで烽火が見えた範囲のマップ化します。