2022/12/08 16:15
ぱーぷる
【王寺町】第2回明神山烽火上げ〜みんなでつくる明神山烽火MAPプロジェクト
奈良県北葛城郡王寺町にある明神山から烽火(のろし)を上げる企画「みんなでつくる明神山烽火MAPプロジェクト」の第2回のろし上げが12月15日(木)に開催されます。
王寺町周辺や、明神山が視認できる場所から烽火(のろし)を撮影していただき、みなさんから集まった写真・位置情報をもとに、烽火が見えた範囲のMAPを作成します。
1月7日(土)には、明神山と奈良県明日香村を烽火でつなぐ試みも!
同時開催でフォトコンテストも実施しており、素敵な写真には特別賞が贈られます。ぜひ、ご参加ください!
【開催時刻】
1回目 11:00〜約15分間
2回目 12:00〜約15分間
3回目 12:30〜1時間程度
4回目 14:00〜約15分間
※明神山山頂広場より烽火があがります。
王寺町明神山の烽火とは・・?
王寺町の明神山は標高わずか273.6mですが、奈良・大阪方面ともに眺望のきく山です。飛鳥時代の663年、白村江で大敗した日本は、唐・新羅連合軍に侵攻されるのを恐れ、対馬、壱岐、九州、瀬戸内から生駒山地の高安に城を築き、同時に烽火による連絡ルートも整えて有事に備えました。
明神山は、城や烽火を築いたと考えられる記録や遺跡はありませんが、明石海峡が鮮やかに眺望でき、飛鳥方面の畝傍山が見え、高安城とも連絡可能な立地にあることから、付近に烽火台があったことも想像される山です。しかしながら、高安城から宮都の飛鳥までどのような烽火ルートがとられていたのか、学術的にも明らかになっていません。
「みんなでつくる明神山烽火MAPプロジェクト」では明神山から烽火を上げ、どのような気象条件や方角ならどの程度見えるのか。みなさんに時代の証言者になっていただき、烽火の写真をプロジェクトのHPから投稿してください!その成果をもとに、みんなで烽火が見えた範囲のマップ化します。