11月3日は「マンガの神様」手塚治虫の誕生日【奈良県的今日は何の日？】

11月3日は「マンガの神様」とも評された手塚治虫の誕生日です。2002年には、日本漫画家協会と出版社5社がこの日を「まんがの日」と定めました。

誕生日が「まんがの日」になるほど、日本の漫画界に影響を与えた手塚治虫のライフワークともいえる作品に『火の鳥』があります。

壮大なスケールで描かれる『火の鳥』は、過去や未来、地球や宇宙を舞台に、その血を飲めば永遠の命を得るという「火の鳥」を追い求める人間たちの「命」の物語。「〇〇編」と名の付く、それぞれが独立したストーリーで構成されています。

その中の「ヤマト編」と「鳳凰編」は奈良が舞台。
「ヤマト編」は奈良古墳時代の話で、明日香村の石舞台古墳がモチーフになっており、「鳳凰編」は二人の仏師の対照的な人生が東大寺の大仏殿建立に絡めて描かれています。

2016年には平城宮跡にある『平城京歴史館』で「奈良と火の鳥～手塚治虫が描いた やまと～」という企画展も開催され、原画などが展示されました。

熱烈なファンをもち、多くの漫画家に影響を与えたという『火の鳥』、未読の方は奈良が舞台のお話から読んでみてはいかがですか。