2022/10/21 07:10
ぱーぷる
【新店】中川政七商店ブランドの新しいおかしやさん|奈良御菓子製造所 ocasi
『中川政七商店』が2022年10月22日に『奈良御菓子製造所 ocasi(おかし)』をオープン。
場所は、『鹿猿狐ビルヂング』から目と鼻の先。
元々民家があった場所に建てたそう。
母屋・中庭・離れから構成され、中庭には大和橘の木が佇み、離れは製造所に。
小窓から、お菓子を作りあげる様子を眺めることができる。
中庭から降り注ぐ陽の光が明るく、大和橘の緑をより美しく際立たせている。
水菓子・和菓子・洋菓子と3つの味が重なり合う
コンセプトは「水菓子、和菓子、洋菓子。三つのお菓子が重なりあう『奈良御菓子』」。
水菓子とは果物のこと。お菓子の起源と言われる水菓子はジャムに。
和菓子は、奈良では三笠とも呼ばれるどら焼き。
洋菓子は、西洋から渡来し日本で多様な進化を遂げ続けているチーズケーキ。
この3つのお菓子がメインとなる。
お菓子は、東京の『sio』や奈良市の『㐂つね(きつね)』などを手掛けるシェフ鳥羽 周作がプロデュース。
奈良のシンボルでもある三笠山になぞらえ、そう呼ばれるのが奈良のどら焼き。
シンプルだけど、厳選された素材。
奈良県産の「百花ハチミツ」を生地に練りこみ、ふっくらかつ軽やかな舌ざわりを楽しめる。
「甘すぎなくても、おいしいお菓子を目指しました。」と話す店長の三木さん。
ヘルシーな粒あんが挟まれ、ほどよい甘さとなっている。
日本最古のチーズとされているのが、飛鳥時代に作られていた"蘇(そ)"。
その後、チーズケーキが西洋から伝わり、現在ではベイクド、スフレ、レアなどさまざまな形で人々を魅了し続けている。
『ocasi』のチーズケーキは、どら焼き同様にシンプルだけど洗練された味に。
クリーミーかつ爽やかな味わい。きっとあなたもとりこになるはず。
チーズケーキは店舗でのテイクアウトはできず、イートインと通信販売となる。
「そういえば、大和橘ってなに?」と思われた方も多いはず。
日本固有の原種で、最古の柑橘と呼ばれている大和橘。
準絶滅危惧種とされている、珍しい果物。
その大和橘を使ったジャムも販売。
心地よい苦みと、柑橘類特有の爽やかな酸味が口いっぱいに広がる。
ocasiプレート 935円(税込)
この3つのお菓子を同時にいただけるのが、店内限定の「ocasiプレート」。
どら焼きとチーズケーキ、そして大和橘に加え季節の水菓子、果物を使ったジャムを楽しめるワンプレートスイーツ。
2022年の秋~冬は大和橘に加え、奈良県産のすももとキウイのジャムが添えられている。
季節によってジャムの種類は変更になるそう。
四季の移ろいを、『ocasi』で楽しもう。
まずは、どら焼き、チーズケーキ、ジャムをそれぞれ一口。
それからは、お菓子とジャムのペアリングを楽しんで。
果物の苦みや酸味と、どら焼きやチーズケーキの甘みが混ざり合う。
いろんな味を堪能できる夢のような一皿。
どら焼きとジャムはテイクアウト可能。
ギフト箱に入ったギフトセットも用意されているので、お土産やギフトにもぴったり。
ドリンクはダージリンとヴェルベーヌ、大和橘を合わせた「橘水茶(きっすいちゃ)」。
それと、キームン紅茶、シナモン、梅で作られる「梅桂茶(ばいけいちゃ)」の2種類。
茶・香辛料・果物を合わせたお茶は、はじめての味。
ロゴや包装アイテムは、大和橘の葉をモチーフにしており、よく見ると"ocasi"が浮かび上がる。
「奈良に来た県外の人々には、お菓子を食べながら『奈良っていいところだな』と思ってもらえるように。
地元の方々には、県外の知り合いに持って行きたいと思えるようなお菓子を届けたいです。」と三木さん。
『ocasi』のお菓子を1度口にすれば、きっと誰かに話したくなるはず。
奈良御菓子製造所 ocasi
- 住所/奈良県 奈良市元林院町 5
- 電話/0742-22-7272
- 営業時間/10:00~18:00
- 定休日/不定休
- 駐車場/無(近隣に有料P有)