2022/10/09 19:35
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)
【写真あり】8回に一挙8得点!天理高校が高田商業を下し、2年ぶり25回目の優勝【秋季近畿大会奈良予選】
天理高校・赤埴克樹君
2022年10月9日、令和4年度秋季近畿地区高等学校野球大会奈良県予選の決勝戦が行われ(場所:奈良県橿原市)、天理高校が高田商業に12-2で勝利し、優勝を果たした。
天理高校キャプテン・下林勇希君
雨が降りしきる中、行われた試合は1回、高田商が天理のエラーで1点を先制する。
天理はその裏の2回に反撃。
1アウト満塁のチャンスをつくると、9番木下大輔君のゲッツー崩れの間に1-1と追いつく。
その後、2アウト1、3塁の場面で、1番下林勇希君のタイムリーヒットで2-1と逆転。
しかし、高田商は4回に2アウト満塁から、9番の髙島秀成君がしっかりとボールを見極めて、押し出しの四球で2-2の同点に追いつく。
天理高校・関本大成 選手
そこから両チーム、チャンスをつくるも点に結びつけられず。
試合が動いたのは6回。
2アウト1、2塁から3番関本大成君のタイムリースリーベースで4-2とリードする。
天理高校・村上洸星君
天理は8回に5番大谷汰一君の犠牲フライ、6番赤埴克樹君のスリーランホームランなどで、この回8点を挙げて12-2とリードを広げる。
その後も天理の先発村上洸星君がきっちり抑えて、12-2で勝利。
秋季近畿大会奈良予選を2年ぶり25回目の優勝で飾った。
試合後のインタビュー
天理高校キャプテン・下林勇希君
天理のキャプテン、下林勇希君は今大会を振り返って
「まずは勝ち切れてよかったと思います。
能力の抜けたメンバーがいないので、試合を重ねる中で成長していこうとチームでは話していました。」
新キャプテンとして、今大会を通じての感想を聞くと
「キャプテンとして、ドジっと構えないとダメだと思っているが、まだまだです。
そんな中でも、相談できる仲間がいますし、周りが支えてくれているので、感謝しなくてはならないと思います。」
最後に秋季近畿大会への意気込みを聞くと
「センバツに向かってここまでみんなでやってきているので、しっかり勝ち進んでいきたいと思います。」
と語った。
敗れた高田商業のキャプテン北嶋悠輝君は
「中盤まではいい試合ができていたんですが、グランドコンディションもあり、一気に突き放されてしまいました。
正直、悔いは残りますが、幸いにも秋季近畿大会には出場できるので、あと少しの期間しかないですが、練習でつめられるところはつめて行こうと思います。」
と語った。
この2校が10月22日から和歌山県の紀三井寺公園野球場で行われる秋季近畿大会に、奈良県代表として出場する。
センバツへの大事な一戦となるだけに、両校とも勝ち上がっていくことに期待したい。