2022/08/19 07:00
ぱーぷる
8月19日は俳句の日【奈良県的今日は何の日?】
1991年のこの日、語呂合わせから「は(8)い(1)く(9)」の日と制定された。
俳句はご存知の通り季語もしくは、五・七・五の十七音で表現する世界で最も短い詩のひとつ。
江戸時代には松尾芭蕉、明治時代になると正岡子規がなどが有名な俳人として名を残す。
奈良を詠んだ俳句も多く、中でも正岡子規の「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」はとても有名。
今回は、夏の奈良を詠まれた俳句をご紹介。
①与謝蕪村
「葉櫻や 碁氣になりゆく 奈良の京」(季語:葉櫻)
【意味】
桜の花が散り、緑美しい葉桜の時期になった。そろそろ碁盤に向かう気分になっていく、梅雨前の奈良の都だ。
②志太野坡
「まだ鹿の 爪もかくれず ならの麦 」(季語:麦)
【意味】
奈良で植えられた麦は、まだ鹿の爪も隠れないくらいの丈であることだ。
③日野草城
「奈良の雨 降りしきりけり 子の傘に」(季語:雨)
【意味】
奈良の雨が、子どもの傘にしとしとと絶え間なく降り続いていることだ。