2022/09/09 07:00
ぱーぷる
かつての有名デザイナーたちが手掛けたミッドセンチュリーモダンなヨーロッパ・北欧ヴィンテージ家具【SNAPPY LABEL(スナーピー レーベル)|生駒市】
奈良県生駒市の国道168号線沿いにある、ヴィンテージ家具のお店『SNAPPY LABEL』。
2018年のオープン以来、県内外問わずヴィンテージ好きが運命の出会いを求めて訪れる。
店内には、北欧・ヨーロッパ・イギリスなどで1950年~1970年代に数々の有名デザイナーによって誕生した名作家具が並ぶ。
この時代の家具は、とてもシンプルでモダンなデザインが多く、世界中に根強いファンが多い。
オーナーである川口さんも、そのうちの1人。
独創的なデザインに惚れ込み、時代を越えて大事に使われてきた家具たちを、これからもより長く使ってほしいという気持ちが人一倍強い。
川口さんによって丁寧に息を吹き込まれた家具たちが、生き生きと輝き店内に並んでいる。
「まだ出会っていない商品に出会うのが楽しみ。」だと、オーナー自身仕入れの時は、お客さまが新しいものを探しにくるときと同様の感覚だと話す。
SNAPPY LABELのこだわり①
厳選されたデザイナーズ家具
ものづくり、デザインや価格など総合的に見て価値があるもの、そして自信を持っておすすめできるものを仕入れるように心がけている。
当時の職人の技術やデザイン性など、ヴィンテージの世界はとても奥深く、「もっと知りたい、見てみたい、手にしてみたい」とオーナーの探求心は止まらない。
店内には、デンマークを代表するデザイナーHans J.Wegner(ハンス・J・ウェグナー)や、Borge Mongensen(ボーエ・モーエンセン)、イギリスの老舗家具メーカーERCOL(アーコール)などの商品も多く、これらは今もなお多くの人に愛され続けている。
何度も試行錯誤を重ねて作られた上質で、機能的にも優れた構造となっており、現代の暮らしにも馴染みやすい温かな風合いも人気の理由のひとつだろう。
オランダ Cees Braakman(シーズ ブラークマン)のダイニングチェア
オランダの人気デザイナーCees Braakman(シーズ ブラークマン)が手掛けた、スタイリッシュなフレームがかっこいいダイニングチェア。
背面には、とても高級な木材「ブラジリアン・ローズウッド」が使用され、絶妙なカーブが技術力を表す。
全体的に計算されつくした精巧なデザインになっている。
デンマークのHundevad &Co社によるサイドボード
デンマークのデザイナーPoul Hundevad(ポール・ハンデバッド)が手掛けた、サイドボード。
シンプルの中にも真鍮の鍵穴と蝶番がデザインのアクセントとなり、内部は高さ調節可能な引出しトレイとなっていて機能性も兼ね備えている。
ヴィンテージならではのテーパーの(先細)かかった丸脚も魅力。
「留め継ぎが美しくて、さらに脚に幕板や貫(ぬき)もなく、全体のバランスが秀逸!」とオーナーが太鼓判を押す逸品。
遊び心が詰まったモザイクタイルのローテーブルはベルギーの60年代もの。脚に真鍮を使ったデザインもおしゃれ。
イギリスのStag社によるC-Rangeチェスト
John and Sylvia Reid(ジョン アンド シルヴィア・リード)がデザインしたもの。
直線的なラインがすっきりと全体をまとめ上げ、絶妙なバランスが取れた愛らしいフォルム。
使い勝手が良さそうな、飽きのこないデザインで、1つあれば何かと重宝しそう。
その他、人気のデザイナーの家具も沢山。
ヴィンテージのデザイナーズ家具を探している人はぜひ訪れてみては。
SNAPPY LABELのこだわり②
細部まで丁寧にこだわるメンテナンス
このお店をオープンする前からメンテナンスの仕事に携わっていた川口さん。
「いいものは大事に使わないともったいない」と、取材中何度も口にしていた。
当時の家具は、デザイナーの心持ち、デザイン力、構造、素材全てにおいて「いいもの」だという。
今まで長年使われてきたものが、これからも同じ状態で長く使ってもらえるようにと、メンテナンスの工程をひとつも手を抜かない。
たとえ、簡単に強度を上げる方法があったとしても、長い目で見てデザインを損なうようなことになるのは避けるように、手間暇惜しまず丁寧に補正する。
それが川口さんのやり方。
大事な家具も安心してお任せしよう。
SNAPPY LABEL
- 住所/奈良県 生駒市小明町1826-5
- 電話/0743-89-2489
- 営業時間/12:00~19:00
- 定休日/水、木
- 駐車場/近隣無料駐車場5台