2022/07/29 11:30
TAR-KUN
【新店&リニューアル】熱々石鍋つけ麺&超人気塩ラーメン店移転情報をレポート!<奈良ラーメン新時代> vol.22
当連載では最新の奈良県のラーメン店事情をお届けしていますが、私自身10年以上で食べ歩きをしてきて、これほど奈良県で新店舗のオープンや有名店の移転が多い年は今までなかったような気がします。
今回紹介するのは、新たに奈良で開業されたつけ麺のお店『つけ麺 武者麺 五條店』と人気店『天理塩元帥』の2店舗です (* ´ ▽ ` *)ノ
【つけ麺 武者麺 五條店|五條市】
まずは、県南部に登場したつけ麺専門店『つけ麺 武者麺 五條店』。
奈良県五條市に5月に開店した、和歌山で人気の『武者麺 根来インター店』の系列店です。
オスス麺は「石鍋辛つけ麺」
この一杯で、最も注目すべきポイントは自家製麺!
ほぼ毎日、和歌山の店舗で打ちたての平打ち麺がこちらへ運ばれてきます。
小麦感がしっかりと伝わり、しなやかでもっちりとしたコシの麺で、茹でる前で210gとボリュームもたっぷり。
奈良ではあまりお見かけしない石鍋も、この一杯にかかせないアイテムです。
その中でグツグツと煮立つつけ汁は、鶏と豚骨を数時間じっくり煮込み、魚介を合わせた濃厚なトリプルスープ。
そこへ気仙沼から取り寄せる2種類の味噌に、ニンニクや唐辛子を加えたピリ辛の味噌ダレを合わせています。
つけ汁は麺に引けを取らない存在感でインパクトを残します。
隠し味にフライドオニオンや柚子を使用し、最後まで飽きさせず楽しんでもらえるようにしているのだとか。
つけ汁が冷める心配もなく、最後まで熱々を楽しめます。
トッピングのバラチャーシューは直前に炙って提供され、肩ロースのレアチャーシューは温度管理など扱いに細心の注意が図られています。
さらに、お店イチオシのトッピングは煮玉子。
奈良県鶏卵品評会で最優秀賞を受賞した地元・五條市内の「白鳳卵」というブランド卵を使っており、黄身が濃厚で臭みがないのが特徴です。
「ローカルなエリアでつけ麺専門店という業態ですが、毎日予想していたよりも多く、さまざまな層の方に足を運んでもらっています。今後もこの土地で慕われるお店を目指したいです」と、力強く語ってくれました。
【天理塩元帥|天理市】
続いては、大阪発祥で今や全国各地にその味を広める『塩元帥』。
田原本にあったお店が5月に天理市へ移転されました。
塩元帥といえば、無添加の塩ラーメン。ほかにも細やかな接客や広い店内、豊富なメニュー数と魅力がたくさんあり、ファミリー層からも高い評価を得ています。
オスス麺は「天然塩らーめん」
「安心安全で美味しい最高のラーメンを皆様へ。」
をコンセプトに自然素材にこだわり、店舗でできる限り手作り。
小さな子どもからお年寄りまで安心して食べられる一杯を提供されています。
ラーメン屋の命とも言えるスープは、各店舗で毎日スープを仕込まれていて、無添加・化学調味料不使用。
おおよそ70種類に及ぶ食材を1から吟味し、魚介や動物系からじっくりと旨味を抽出。
揚げネギや柚子がアクセントとなっていて、あっさりだけど味わい深く、最後まで飲み干したくなるスープです。
麺は、スープとの相性を徹底的に研究したこだわりの麺。
一番良い状態で提供するために独自ブレンドした小麦粉で、温度や湿度に合わせて店舗で毎日打たれています。
つけ麺は打ち立てを使う一方で、ラーメン用の麺は熟成させる為に一日寝かせて提供するというこだわりぶり。
さらに、こちらの塩元帥さんでぜひ注文してほしいのが、やきめし!
社内で行われるやきめしの作り手No.1を決める大会で、天理塩元帥に勤める林優香さんが女性部門で第一回目のチャンピオンに選ばれたのだそう。
しっとり感を残してパラッとしたやきめしは、ラーメンを引き立てる絶妙な塩加減で、交互に食べるとたまりません。
林さんが作ったやきめしを食べるために来る常連さんがいる、というのもうなずけます。
今、行きたい注目の2店は、独自のこだわりを持ってお客さんをお迎えしていました。
お好みの一杯を見つけに、ぜひ足を運んでみてください!
◆Information情報
●つけ麺 武者麺 五條店
【住所】奈良県五條市今井3-7-49
【電話番号 】非公開
【営業時間】11:00~14:00(L.O.13:45)
【定休日】土曜日、日曜日、祝日
●天理塩元帥
【住所】奈良県天理市嘉幡町592-1
【電話番号】 0743-85-6570
【営業時間】11:00~24:00
【定休日】年中無休