2022/05/14 18:03
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)
天理敗れる!奈良大附が9年ぶりの優勝!3位決定戦は中止で御所実業が不戦勝【写真あり】
5月14日に行われた令和4年度春季近畿地区高等学校野球大会、奈良県予選の決勝戦、奈良大附-天理は6-3で奈良大附が9年ぶり2度目の優勝となった。
なお本日行われる予定だった畝傍-御所実業の3位決定戦は、畝傍が棄権したため中止。3位は不戦勝で御所実業となった。
奈良大附は1回表、1アウト2、3塁のチャンスで4番北森慶之君の犠牲フライで先制すると、5番森一真君のタイムリー2ベースで初回から2点を先制する。
奈良大附の北森慶之君
2回表にも奈良大附はランナーを置いて、9番ピッチャー幡剛志君の一発で4-0とリードを広げる。
奈良大附の幡剛志君
天理も2回裏、7番松本大和君のタイムリー、ピッチャー村上洸星君のゲッツーの間に2点を返し4-2。
天理高校・松本大和君
しかし3回表に奈良大附は、7番荒川翔大君のレフトへのヒットで5-2と突き放す。
天理は4回裏に7番松本君のホームランで5-3とするが、5回表に奈良大附は6番坂東泰樹君のソロホームランで6-3と再びリードを広げる。
奈良大附の坂東泰樹君
投げては、奈良大附のエース幡君、4回途中からマウンドに上がった森下元揮君が強力天理打線を3失点に抑える好投。
6-3で天理をやぶり、9年ぶりに春季近畿地区高等学校野球大会、奈良県予選を制した。
奈良大附の幡剛志君
奈良大附の森下元揮君
先発した幡君は
「僕が3失点してしまいましたが、要所要所で粘ることができてよかったです。」
2回に放った追加点となるホームランに対しては
「この大会あまりヒットも打てていなかったのですが、決勝戦でホームランという形で結果が出たのはよかったです。」
4回から最終回まで被安打1、無失点で抑えた森下君は
「普段通りのピッチングを心がけて投げました。味方の守備を信じて投げていこうと考えてました。」
と語った。
左:幡剛志君、右:森下元揮君
一方やぶれた天理のキャプテン戸井君は
「この大会、1年生が活躍しているのに、2、3年生が(活躍で)負けていたら、チームの底上げにはならないと思います。課題は守り。0で抑えられる守備、南澤以外の投手力の強化をしていきたいです。残り少ないですが、夏は圧倒的な力で勝ち抜きたいと思います。」
と語った。
奈良大附は2022年5月21日(土)〜29日(日) に和歌山県紀三井寺球場で行われる高校野球春季近畿大会に奈良代表として出場する。