2022/04/06 06:30
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)
メッシ・ロナウド・ネイマールなど 憧れの選手のグッズをお部屋に飾ってはいかが?【株式会社モーメント】
憧れの選手のグッズはいかが?奈良県生駒市に本社がある『株式会社モーメント』では、スポーツメモラビリアを販売している。代表の伊藤大也さんに「スポーツメモラビリアとは何か?」「この会社を立ち上げた経緯は?」などをお聞きした。
そもそもスポーツメモラビリアって何?
ー「スポーツメモラビリア」とは何ですか?
直訳すると「スポーツの記念品」ですが、スポーツ選手の記念品を指すことが多いです。例えば、サイン入りユニフォームだったり、写真、ボールだとか。これらを飾って楽しむ記念品になります。
ーそういった商品を手に入れるためには選手とのつながりが必要ですよね?
うちはサッカー専門の『THE DUGOUT(ザ・ダグアウト)』を運営してまして、1つ1つ人脈を作っていきました。
ーサッカー選手の人脈って簡単に作れないと思いますが、どういった過程を経ていったのですか?
選手の代理人の事務所であったり、クラブにアプローチしていくというのが基本ですね。
ー現在販売されているクリスティアーノ・ロナウド選手のサインも代理人の方にお話しされたということですか?
そうですね。商品の中身をお話して了承を得るという形ですね。ロナウド選手は2004年からお付き合いなので今回はスムーズにはいきましたね。
ー協力的な選手が多いですか?
人によりますね。協力的な選手は非常に協力的です。
ー伊藤さんが「スポーツメモラビリア」と出会ったのはいつですか?
小学生の時です。父親の仕事の関係でパキスタンに住んでいたんです。アメリカンスクールに通ってて、そこでできた友達がマイケルジョーダンのサイン入りユニフォームを額に入れて飾っているのを見たのが、スポーツメモラビリアとの最初の出会いですね。
ー伊藤さんが「株式会社モーメント」を立ち上げたのはいつですか?
2004年の高校生の時(17歳)です。結構長いことやっているんですよ。なかなかメモラビリアが世の中に浸透しない中でも頑張っているんです笑。
ー長くされているんですね。社会人を経てからだとばかり思ってました
最初はのちにベッカム選手のオフィシャルになるサイトを運営していました。月間300万PVくらいありましたかね。それを元手にしてオンラインショップを始めたという流れです。
ただ、おっしゃる通りいったんは大学に入って日本にある企業に就職しました。他の世界もいろいろ見たかったので。そこで3年勤めましたが、やはりメモラビリア事業がやりたかったので今に至ります。
ー数量限定の商品が多いので売り切れ必至の商品が多いですか?
特に近年はよく売り切れますね。巣ごもりの影響ですね。コロナの影響が大きいです。ここ2年は創業以来最高の売り上げをあげさせていただいております。
ー本社は奈良県生駒市ですがこちらが出身ですか?
そうですね。パキスタンに引っ越すまでは幼少期は生駒市にいました。実家はまだ生駒市にあります。たまに帰りますよ。
ー「株式会社モーメント」ではメモラビリアだけでなく額縁なども販売されているんですよね?
はい、弊社は日本初のスポーツメモラビリア専門企業として誕生しました。それに関するサービスも販売しています。オーダーメイドの額縁サービス、オークションプラットフォーム、コンサルティングなども行っております。
ーコンサルティングとは?
スポーツメモラビリアの商品化に関するコンサルティングですね。チームやテレビ局からオファーを受けてすることもあります。スポーツメモラビリアのノウハウをお伝えしています。額装をどうすればいいかなど、トータルで商品化のサポートをしております。
ー例えばどういったアドバイスをされるのですか?
どういった写真のものが映えるのか、どこにサインを書くのがいいのか、刻印はどのような文字を入れるとコレクター魂に響くのか。
商品化するにあたり、細かなディテールが売り上げを左右しますので、こういったアドバイスをします。
ー近年、日本人のサッカー選手が海外のチームに行くことが多くなりましたが、それによりパイプを作りやすくなりましたか?
それはあまり感じないですね。どちらかというとiPhoneなど機器が発達したことでやりやすくはなりましたね笑。
ーこの仕事をしていてうれしかったことはありますか?
個人的にクリスティアーノ・ロナウド選手にお会いできたことですね。何度かお会いし、お話もできたのはうれしかったです。
あとは近年、スポーツメモラビリアが浸透してきたと手応えを感じるようになってきたことですかね。
ー個人的にスポーツメモラビリアは高いというイメージが強いのですが、それでも購入される方が増えているんですね。
確かに値段は高いです。ただ、価値観の違いかと思っております。海外旅行に行く際には10~20万は当たり前のようにお金を出しますよね。ユニフォーム1つにそれだけのお金を出すのは確かに高いと感じる方も多いと思います。それでも購入していただけるように、私たちがどれだけ付加価値を付けられるかが勝負だと思います。
ー個人的にサッカー人気が昔より落ちていると思うのですが、それを感じることはありますか?
弊社ではサッカーだけでなく他のスポーツのメモラビリアも扱っているのですが、サッカー人気はむしろ上がっていますね。
おっしゃるように世間的には、国内のサッカー人気が落ちていると耳にします。ただ、サッカーファンは海外の方に興味を持っている方が多くなっているのかな?と思いますね。
ー世界的にサッカー人気は上がってきているのかもしれませんね。
そうですね。W杯の放映権を見ていただければわかると思います。今年になって日本の地上波で放映できないかも?というニュースがありましたよね。放映権が高くなってきているということは、それだけ人気が上がっているととらえていただいてもいいかと思います。
ー最近このスポーツのメモラビリアが伸びてきていると思うものはありますか?
弊社はアメリカの同じような事業の会社の代理店も行っているのですが、大リーグの大谷翔平選手はすごいですね。
ートレーディングカードでも高値で取り引きされていますもんね。今後の伊藤さんの目標は何ですか?
変わらず「スポーツメモラビリアの文化を身近に」はミッションとして掲げていきます。