近年注目されている『情操教育』。

その中でも音楽による『情操教育』は、子どもの楽しいを引き出しくれると言われています。
音楽での『情操教育』とは、どういったもので、どんな風に影響するのか、幼児期に音楽と触れ合うことの大切さとは。

どんな音楽教育をして、どのように子どもの発達に影響するのかを、
奈良県で情操教育を意識した『ヤマハ音楽教室』を運営されているコウキ商事株式会社　代表の西田さんに教えて頂きました。

「読み・書き・計算・英語」などのお勉強だけでなく、「自分で考える力」や「感じ方」などを形成するために必要な
「心」や「人間力」を育てる教育のことを言います。
「情操」とは、美しいものやすぐれたものに触れることで素直に感動することのできる豊かな心。
「豊かな心」には、芸術的な感性だけでなく、家族への愛情やお友達への思いやり、
他人を尊敬する姿勢、良いことを行おうとする気持ちなども含まれていて、
「情操教育」は、自分で物事を考える力や価値観・道徳・協調性といった感性を形成するために非常に重要な役割を果たすと言われています。

情操教育は
《科学的情操教育》《科学的情操教育》《情緒的情操教育》《美的情操教育》と大きく４つに分けられます。
《美的情操教育》とは、絵を見たり音楽を聴いたりしたときに「美しい」「キレイ」だと感動できる心を養います。
わくわくするような楽しい音楽で、子どもの音楽への興味や、好きという気持ちを大きくふくらませ、多彩な音楽体験を重ねることで、感性や情緒を育みます。
子ども達は好奇心と探求心の塊です。
「どんな楽器から、」「どうやって、」「どんな音がでるのか、」ピアノやエレクトーンで実際弾いて演奏を聴かせることも大きな学びへとつながります。
また『情操教育』は枠にはめずにその子に合ったやり方を見つけていくことが、何より大切なことです。

また近年の脳科学的な研究から、幼児期に音楽教育を受けさせると、絶対音感を身に付けやすいと言われています。

絶対音感とは、音を聴いただけで「ド」の音や「シ」の音が分かる能力で、
音楽以外でも救急車の音など、日常の音さえも楽譜におとせてしまうと言われています。

絶対音感を持っていると、右脳だけでなく、「計算や文章作成」「言語を学ぶなどの論理的な思考」の際に活発に働くとされる左脳にも大きく影影響を与え、問題解決能力も向上することやIQが高くなるというようなことが分かっています。
いずれにおいても、“将来の可能性が広がる子ども”へと成長する効果が期待できると言えるでしょう。

前述のとおり、音楽教育が子どもの発達によいということはお分かり頂けたかと思いますが、
では、『いつ、どのように』受ければ良いかということです。

子どもの音楽教室というと、「ピアノ教室」や「ピアノ演奏」のイメージが強いですが、
実際に鍵盤に触れて『弾く』ということ以上に、繰り返し『きく』『うたう』ことが将来演奏する際に「歌うように弾く表現力」に繋がり、また前述の「絶対音感」にも繋がります。


絶対音感は幼児期にしか身に付かないと言われています。
人間の脳は3歳までに80％、6歳までに90％が完成すると言われています。
よろこび、かなしみなどの感情があらわれ、その人の内面が形成されていく大事な時期です。
この時期に本物の音楽に触れることで豊かな感性が育まれ、聴く力や、積極的に表現する力の素地を身につけることができます。
想像することが大好き！イメージを膨らますことが得意な幼児には、音楽に伴った絵本を読んであげたり、質の高い生演奏などを聴かせてあげることが効果的です。

何より、音楽が楽しい！と全身で感じてもらえるように、
音楽に合わせたリズムステップなど親子で楽しむことが大切です。

「総合音楽教育」（きく、うたう、ひく、よむ）を繰り返すことで、「つくる」ということもできるようになります。
「つくる」＝将来的には作曲、創作、または即興演奏つながります。

長年レッスンを受けた生徒は
譜面がなくても、ある程度、音を聞いて弾いたり
友だちの演奏に即興で合わせることができたりするようになります。

将来、音楽を楽しむためにも是非子どもに音楽教育を取り入れてみてください。

【ヤマハ音楽教室】
・おんがくなかよしコース
〔対象〕３歳児
・幼児科
〔対象〕４歳・５歳
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