2022/02/06 07:30
ぱーぷる編集部(塩田)
【奈良が舞台の百人一首】Vol.2安倍仲麿(7番)
5・7・5・7・7のテンポで綴られる短歌の世界。
そこには人々が生きて、喜んで、怒って、哀しんで、楽しんだことが31文字で感じられます。
中でも有名な「小倉百人一首」。
恋の歌が多い印象ですが、奈良を詠ったものも多いんですよ。
そこには人々が生きて、喜んで、怒って、哀しんで、楽しんだことが31文字で感じられます。
中でも有名な「小倉百人一首」。
恋の歌が多い印象ですが、奈良を詠ったものも多いんですよ。
7番 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも(阿倍仲麻呂)
「大空を仰ぎ見ると、月が出ている。奈良の三笠山に出ていた月と同じものなのかな」
安倍仲麻呂(698~770)は遣唐使として海を渡り、その才覚を発揮した人物。
この歌は唐から日本へ帰国する前日の夜、満月の日に詠んだ歌とされています。
しかし、安倍仲麻呂が再び三笠山の上に輝く満月を眺めることはできませんでした。
難破をし、日本への帰国はできず、唐で没しました。
背景を知ると、少しもの悲しさを感じてしまう歌ですね。
今度の満月は、2月17日(木)。
安倍仲麻呂が懐かしんだ満月を三笠山と一緒に眺めてみてはいかがでしょうか?
安倍仲麻呂(698~770)は遣唐使として海を渡り、その才覚を発揮した人物。
この歌は唐から日本へ帰国する前日の夜、満月の日に詠んだ歌とされています。
しかし、安倍仲麻呂が再び三笠山の上に輝く満月を眺めることはできませんでした。
難破をし、日本への帰国はできず、唐で没しました。
背景を知ると、少しもの悲しさを感じてしまう歌ですね。
今度の満月は、2月17日(木)。
安倍仲麻呂が懐かしんだ満月を三笠山と一緒に眺めてみてはいかがでしょうか?