住宅・不動産ライフ生活
2021/12/15 14:49
「ナラタテ」アドバイザー/「奈良すまい図鑑」編集部 H

「ナラタテ」アドバイザー兼「奈良すまい図鑑」編集部H、まじめに「家の断熱性能」を考える。(前半だいぶまじめ。)

「ナラタテ」アドバイザー兼編集部H、まじめに「家の断熱性能」を考える。(前半だいぶまじめ。)

奈良の住宅会社紹介カウンター「ナラタテ」のアドバイザーは、奈良すまい図鑑の編集ネタを集めるため日々、さまざまな場所で取材しています!

奈良で家を建てたいみなさん!
ごきげんよう!
編集部Hです!

編集部Hの投稿と言えば、その情報、いる?的な所帯じみたものが多いですが
(ええ、私、小学生ふたりをもつ母ですから!所帯持ってますよ、所帯じみていますよ、
みなさんもそうでしょう?毎日、所帯で臨戦態勢でしょう!?所帯の話、聞きたいでしょう!?
パン食べたい、って昨日はゆうてたからお母さん、スーパーでパン買うてきたんやないかー!
それを、朝、「今はパンじゃない。」とかなにゆーてんねーーーーーん。という毎日を過ごしています)、
今回は「奈良すまい図鑑シリーズ」の編集部らしく「家の断熱性能」について、最新情報から。

2021.12.1に国土交通省が住宅の性能について新しい指標を提言した、ZEHを超える省エネ水準「断熱等性能等級6・7」のお話。

家を建てるなら。絶対に、極端な暑い・寒いのない、温熱環境のよい家の方がよい。
光熱費削減のためにも、地球環境のためにも。
夢見ていたブルックリン風が志半ばでも、DIYがあるじゃないか。
庶民の味方、ダ●ソーがいるじゃないか!
でも、「家が暑い・寒い」、特に「寒い」のストレスはダ●ソーでも、気合いでもどうしようもありません。
そこで、家の温熱環境は地球のエネルギー資源に直結することですので、国を挙げても「家の断熱」については取り組みがなされています。

住宅・建物部門のエネルギー消費量は、地球全エネルギーの3割以上を占めると言われており、地球環境問題においても、取組みが急務と言われています。

現在、国内で定められている断熱等性能等級は4が最高レベル。

そして、太陽光発電を活用して消費エネルギー0を目指した「ZEH:NET Zero Energy House:ネットゼロエネルギーハウス」の2本立てが、
2050年の住宅脱炭素化に向けた国が取り組む解決策だと位置づけられています。

そこに、その国内2つの基準を超えて、世界レベルの断熱基準に合わせて、エネルギー問題を解決しようという取り組みをしているのが「HEAT20:ヒートトゥエンティ」という、断熱について国内の最新情報をもとに基準を提言している民間の団体。
奈良の工務店でも、この団体の基準を標準仕様としているところもたくさんあります。
設定する基準の断熱性能も、団体名からとってそのまま「HEAT20 G●レベル」と呼ばれ、G1レベルからG3まで設けられています。




「深刻化の一途を辿る地球温暖化とエネルギー問題 。その対策のために「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」が2009年に発足しました。
HEAT20はその略称であり、呼称です。HEAT20は長期的視点に立ち、住宅における更なる省エネルギー化をはかるため、断熱などの建築的対応技術に着目
し、住宅の熱的シェルターの高性能化と居住者の健康維持と快適性向上のための先進的技術開発、評価手法、そして断熱化された住宅の普及啓蒙を目的とし
た団体です。」
※出典:HEAT20公式HP



ここで、編集部H、疑問。奈良県に住んでいる私、雪深い地域の断熱性能を持った家を建てても、過剰じゃないか、と。
答えは、日本列島を数地域に分けて、それぞれの地域に適した基準が設けられているんですね。そらそうか。

例えば、奈良県のHEAT20 G1と北海道のHEAT20 G1の施工は、違う。ということですね。


この国が定める「断熱等性能等級」・「ZEH」と、最新の温熱環境を発信する「HEAT20」の基準が、家の断熱性能における現在のトレンドといえるでしょう。



さて話は戻って、2021.12.1に国土交通省が住宅の性能について、新しい指標を提言したZEHを超える省エネ水準「断熱等性能等級6・7」について。

具体的には、国はZEHより上位の性能であり、HEAT20のG2・G3を目安にした「断熱等性能等級6・7」を設定しようという動きがあるという話。来年3月にはこの新しい指標についての公布があるようです。きっとそれに伴い、助成制度や補助金制度も期待できますね。

ところで、このお話で編集部Hが何をいいたかったか、というと、最新のトレンドをお伝えしようとしたのです、ということもあるにはあるんですが笑。

正直、「今から家を建てるのに、2050年の住宅の脱炭素化を目指した最高基準の家を、この私が、今、建てなければならないのか!問題」という所帯じみた話に移ります。お金かかるんだろぉぉぉ!という話です。毎日、パン戦争してんだよぉぉぉぉ。お金かかる話はもういいよぅぅぅ。

私だけでしょうか。
断熱性能がいい家が快適なのは分かった。
熱くない・寒くない。素晴らしい!

一年中、家が快適温度のお家では、真冬の朝も子どもたちがクズらず、布団から起きてくるというではないか!ほんまか!?(※これは、本当です。編集部H、実際に取材しています。冬の朝一番にリビングのヒーターのスイッチを押さなくても、着替えられるそうです!すごい!)

本当だとしよう、わかった。でも、でも、今、いまから私が建てようとしている家に、2050年の国が目指すことにそこまでついていかなあかんか!?と思ってすいません。

これは、個人の問題です。私がちょっと思ったことは、同じ話を聞いていた編集部Tには、「その断熱基準にすると光熱費が安くなるんですから、30年分の余計な光熱費と、建てるときにかかる施工費は同じじゃないですか?今その施工費を出すか、ランニングコストとして出すか。それなら今から30年、より温熱環境が快適な方がよくないですか?」ということになるらしい。

本当にそうです。本当にその通り。10歳年下の編集部T。本当に、賢い。

そういえば、奈良の住宅会社紹介カウンター「ナラタテ」のパートナーである、FP筒井博之さんも、「今から建てるお家が、Hさんの老後にいつでも現金に換えられる資産となれるかどうか、という考え方で住まいを考えるのもひとつなんですよ。」と優しく教えてくれた…。

筒井さん…そういうことなんですね。。。。私の老後2050年に適合した住まいを、「今」私が建てる意義。。。。。30年後も下がらない資産価値のある家の重み。。。。
編集部T、、、、今、私、理解しました。。。。。そうだよね、ローン額はあんなに気にしているのに、一生続く光熱費のことは、あんまり考えてないよね、わたし。。。。。結局、家のローンと光熱費は、セットですよね。。。。

家を建てるとき、何を基準に家の性能を決めるのか、予算のうちどれくらいの比重を家の性能に置くべきか。
「デザイン性」なのか「性能」なのか、建てた後の「ランニングコスト」なのか「資産価値」なのか。
それは、ご家族それぞれ。そんな視点から、住まいを考えてみてはいかがでしょうか?

と思った話をしたかった、奈良の住宅会社紹介カウンター「ナラタテ」アドバイザー兼「奈良すまい図鑑」編集部Hでした!

今回も長々とお付き合いいただきありがとうございました!


★ライタープロフィール★
ナラタテアドバイザー、奈良すまい図鑑編集部
“奈良でそろそろマイホームが欲しい!”と考えたときに気分を上げる情報や、具体的な計画のための情報を発信・紹介する「奈良の住宅会社紹介カウンター ナラタテ」のアドバイザーです!普段は、奈良の住宅会社紹介雑誌「奈良すまい図鑑」の編集をしています。

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