2021/12/21 07:30
ぱーぷる
【初詣2022/信貴山朝護孫子寺/生駒郡平群町】
奈良市の西方、生駒山系南端の小高い山上に位置する『信貴山朝護孫子寺』。
入口を護る大きな寅の張子が有名なお寺です。
この寅の謂れは、今から1400余年の昔、聖徳太子がこの山で毘沙門天王を感得(信心が神仏に通じて、宿願がかなえられること)したのが寅の年、寅の日、寅の刻であったという伝承から。これにより、信貴山の毘沙門さまに寅の縁日にお参りすると、聖徳太子にあやかって良いご利益を授かるとして昔から信仰を集めてきたそうです。
そんな寅がシンボルのお寺で寅年のスタートをきったら、とてもいい年になりそう!
そして寅年の初詣にぴったりなのが、信貴山朝護孫子寺の門前にかかる「開運橋」。
平群町と三郷町を隔てる大門池に架かる全長106mの橋で、国の登録有形文化財に登録されています。
寅のお寺への参道だけあって、車止めも寅!寅に出迎えられて「開運橋」を渡るなんて、なんとも縁起がいいですよね。
舞台づくりの本堂からの眺めも素晴らしいです。
信貴山朝護孫子寺 1月の行事
正月1日~3日に行われる修正会は、一山総出仕による法会となり、うるしの木を打つ行事はダイナミックで見ごたえ十分!また、3日の修正会終了後には、参拝者に対し、除災招福を祈願して牛王宝印が額に授けられます。
1日~16日には奥秘仏毘沙門天王像ご開帳が行われます。毘沙門天王の奥秘仏は12年に一度の寅年大法会期に限り開帳され、御開帳期間だけの特別なお札が、御祈祷申込者または一般拝尊者に授与されます。12年に一度、寅年だけの貴重な機会です。
ただし、1月1日~1月3日は一般拝尊はできませんので、ご注意ください。
14日には、左義長(納め札焼大とんど)が行われます。不要になったお札や〆縄を焚き上げる行事で、本堂でお勤めが行われた後、僧侶、行者の行列にて赤門下広場へ移動し、竜の形をした大タイマツが焼かれ、読経供養されます。
初詣中の交通規制について
12月31日~1月3日の間、交通規制があります。
車でおでかけされる方は、ご注意ください。
【場所】 信貴山朝護孫子寺
【住所】 奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1
【電話番号】 0745-72-2277
【拝観時間】 終日
【拝観料】 (入山料)無料
【駐車場】 あり(120台)500円(1/1~1/5は1,000円)
【アクセス】
(電車)近鉄信貴山駅下からバス「信貴大橋」下車、徒歩約5分