2021/11/27 07:00
ぱーぷる
【NEWS】安倍晴明生誕1100年を記念したクラフトジンが登場!
2021年9月に安倍晴明生誕1100年を記念して「橘花 KIKKA GIN晴明」が発売された。
安倍晴明といえば、小説をはじめとした物語の影響から魑魅魍魎を退治するイメージが強いが、実際は天文観測や星占いを行う陰陽道を司る陰陽師であった。
奈良県桜井市『安倍文殊院』は、安倍晴明が天文観測をしたと伝わるお寺。
「橘花 KIKKA GIN晴明」は、2021年9月21日の中秋の名月の日に蒸溜した特別なジンとなっている。
副住職の植田 悠應さん
地元奈良のものを使用した生誕1100年記念として、企画から約2年をかけ、御所市の『大和蒸溜所』で作られているクラフトジンとのコラボが実現。
『大和蒸溜所』のキッカジンは基本的に日本古来の品種である「大和橘」と日本書紀にも記されている生薬「大和当帰」、クラフトジンには欠かせない「ジュニパーベリー」の3種のボタニカルを使って蒸溜している。
ここに『安倍文殊院』で栽培された、魔除けの植物とされる赤しそと、参拝者にふるまわれる大和抹茶を加えて作られたのが「橘花 KIKKA GIN晴明」。
『大和蒸溜所』は奈良県では唯一となるジン蒸溜所。
日本酒「風の森」を醸造している『油長酒造』に併設している。
2018年より稼働し、奈良県産のボタニカルにこだわる。
使用している大和橘は、他の品種に比べて特に香り高いのが特徴。
大和当帰の根は漢方にも使われており、クラフトジンの製造にはこの大和当帰の葉を使用。
「日本酒と違い、ボタニカルの組み合わせで味の幅が広がるのがジンの魅力なんです。」と蒸溜所長の板床さん。
左のポットスチルにすべてのボタニカルを浸漬する。
大和橘の皮はこちらにも入れ、アルコール蒸気で蒸しあげる「ヴェイパー・インフュージョン製法」も取り入れる。
右の長い管の部分で冷まされ、クラフトジンが製造される。
しっかりとした香りと風味を楽しめるから、トニックウォーターで割ったり、トニックウォーターとソーダで割ってジンソニックにしてみたり。
いろんな味わい方で楽しんでみて欲しい。
「奈良県や安倍晴明、『安倍文殊院』、そして奈良県産のクラフトジンを知ってもらえる機会になれば。」と『安倍文殊院』の副住職 植田 悠應さん。
限定1000本で、『安倍文殊院』の境内または公式サイトで販売中。
売り切れ次第終了だから、早めにチェックしてみよう。
今年逃した人は、来年も中秋の名月後に販売予定だから、そちらをお楽しみに。
東京や大阪のホテルやバー、橿原市のホテル『THE KASHIHARA』でも提供中。
安倍文殊院
【住所】
奈良県桜井市阿部645
【電話番号】
0744-43-0002
【営業時間】
9:00〜17:00
【駐車場】
有(500円)
【アクセス】
JR桜井駅より、徒歩約26分
大和蒸溜所
【住所】
奈良県御所市西久保本町1137