2021/11/09 07:00
ぱーぷる
奈良盆地を一望!昼も夜も美しい紅葉スポット【紅葉2021/信貴山朝護孫子寺/平群町】
聖徳太子にゆかりが深く、毘沙門天王を祀った信貴山朝護孫子寺。
本堂は舞台づくりで遠くに奈良盆地が一望でき、その景色が素晴らしいことでも有名です。
紅葉の時期には、広い境内のいたるところで、モミジの赤やイチョウの黄色と、緑の木々が絶妙に混じり合った美しい景色に出会うことができます。
本堂から境内を眺めると、樹齢およそ500年といわれる黄色く色づいたイチョウの木が目を引きます。枝ぶりが千手観音の手のようで、葉が仏さんが合掌する手の形に似ていることから「千手の公孫樹(いちょう) 仏手白果(ぶっしゅはっか)」と呼ばれているそうです。
また、その近くにあるカヤの木は、樹齢1500年のご神木。飛鳥時代からこの地で歴史の変遷を見守ってきたと思うとなんとも感慨深いですね。
夜はライトアップで境内一帯が幻想的な雰囲気に
信貴山朝護孫子寺では、1年中、夕刻になると本堂を照らすライトアップに加え、2000基ある灯篭にも明かりが灯ります。なんと24時間いつでも境内に入ることができるんです。
本堂からの眺望が特に素晴らしく、ライトアップされた山々の紅葉を手前に、奥には奈良盆地の夜景を一望することができます。なんとも贅沢な秋の夜を堪能できるスポットなのです。
昼の色鮮やかな美しさ、夜の幻想的な美しさ、どちらも甲乙つけがたい絶景です。
鑑賞DATA
<見頃予想>
11月上旬~12月上旬
<紅葉する木の種類>
モミジ、イチョウ
<観賞時間>
終日
<ライトアップ>
日没~22:00まで※年中
<入山料>
無料
<駐車場>
120台(有料)※乗用車500円/1台、バス1000円/1台
※近隣にも一般駐車場有
<アクセス>
近鉄「王寺駅」より、奈良交通バス「信貴山門」行きで約22分
「信貴大橋」下車、徒歩約5分
国宝信貴山縁起絵巻特別公開(延喜加持の巻)
信貴山縁起絵巻物は当山の中興開山命蓮上人に関する物語を描いたもので、「飛倉の巻」「延喜加持の巻」「尼公の巻」の三巻からなる平安後期の作で、四大国宝絵巻の一つに数えられている有名な絵巻です。
この秘蔵三巻のうちの「延喜加持の巻」が公開されます。
紅葉が美しいこの機会に、国宝にも会いに行きましょう。
<公開日時>10月30日(土)〜11月14日(日) 9:00~16:00
<場所>霊宝館
<特別拝観料>個人400円、団体300円(15名以上)
信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)
- 住所/奈良県 生駒郡平群町信貴山 2280-1
- 電話/0745-72-2277
- 営業時間/終日
- 定休日/無
- 駐車場/120台(有料)※近隣にも一般駐車場有