2021/09/25 07:00
ぱーぷる
ちゃんと知りたいペットのことVol.2 犬との生活で気をつけたいこと
ペットにまつわるお話を紹介する連載第2回目。
今回は、みんな大好き「犬」にまつわるお話。
人間が悲しんでいたり、苦しんでいるときはそっと傍にいてくれる存在。
家族の一員として、時に元気をくれて、時にいたずらが過ぎるなんて場合も。
犬の病気や日々の生活で気をつけておきたいことについて、奈良県生駒郡三郷町『シンシア・ペットクリニック』の橋本院長にお話を伺いました。
可愛がりすぎに注意!
「犬は本当に飼い主のことを信頼してくれる、かけがえのない愛くるしい存在です。
まず気をつけておきたいことは、犬は群れの中で生きてきた動物です。
飼い主はリーダーに成らなければいけません。でも可愛がりすぎると自分のことを一番偉い、群れのリーダーだと思い込んでしまうんです。
犬の考え方を学んで、子犬に勘違いをさせない努力をしてください。
可愛いのは確かにわかるのですが、粗相やいたずらをしたときは、人間の子どものように小さいから、可愛いからと思うのではなくしっかりダメなことはダメと、犬に分かる形で教えてあげてください。」
犬の食事
「ドッグフードの普及とともに、犬の寿命は伸びています。
ドッグフードは悪いものだとの情報もたくさんありますが、本当は犬の健康にとても役立っているのです。
良質なフードは、犬に必要な栄養価を十分に含んでおり飼い主にとっても便利です。
人間、特に日本のように豊かな国に住んでいると、食事は生きるための、ただの栄養とは考えず、食事を楽しむ事が当たり前だと思ってしまいます。
それを飼い犬にも楽しませてあげたいと思うのは飼い主なら当たり前です。
ただ、よかれと思っていろんなドッグフードやおやつを与えすぎると、その分犬は楽しめるかもしれませんが、好き嫌いをしてしまうことも。
犬の嗜好が変わり好き嫌いをし始めて、食べるものを探すのに苦労し始める飼い主さんもいらっしゃいます。
手作りのごはんもいいですが、犬に振り回されすぎる可能性があることは留意した方がいいですね。」
「最近特に増えているのは皮膚病です。
ここ数年で犬を室内で飼うことがスタンダードになってきていることが要因の一つだと思うのですが、人間でいうアレルギー・アトピー反応によりかゆみや脱毛に苦しむワンちゃんが増えています。
そのアレルギーの原因を起こしているものを特定するのが難しいときもありますが、ハウスダストも要因ではないかと思っています。
また、食べ物が原因でアレルギーを起こすこともあります。
犬種によっては、脂を過剰に出す犬種もいて、脂で皮膚がベタベタになって痒くなってしまうのです。
そういう犬は独特の匂い、脂漏臭(しろうしゅう)がするので気を付けてあげてください。」
①片手で犬の胸の下を持ち、
②もう片方の手で、全体を支える!
「それと実は間違えている方が多いのが、犬の抱き方ですね。
小型犬をぬいぐるみのように、前足の下(犬の腋の下)を持ってしまう方が多いんです。
腋には犬のツボがあるので、犬が痛みを感じたりする事があります。
正しい抱き方として、手のひらで胸の下から持ち上げるようにして、もう片方の手で全体を支えてあげてください。」
その他の多い事例
もしも誤食・誤飲をした場合は、まずは連絡していただくことが一番かと思います。
病院に来る必要のない場合もあるので、慌てずご連絡ください。
飲み込んでしまった物が何か、毒性があるのかなどを確認してから、対処法をお話しいたします。
たまに時間が経ってから連絡をくれる方がいらっしゃるんですが、症状が出てからでは手遅れになることもあります。
何かあったらまずは電話をしてください。
前回(Vol.1「シンシアペットクリニック」について)でも言ったように、常にペットのことを見てあげることが一番大事ですね。」
食事のことや、病気のことについて、知っているようで知らなかったことが多かったのではないでしょうか?
次回は気まぐれなところが可愛い猫についてです!
お楽しみに♪
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シンシア・ペットクリニック
- 住所/奈良県 生駒郡三郷町勢野北 4-1-8
- 電話/0745-33-6789
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