聖徳太子ゆかりの寺に咲き誇る不思議な花「酔芙蓉」【秋の花2022｜橘寺｜明日香村】

＜見頃予想＞9月中旬～10月中旬

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奈良県高市郡明日香村に建つ『橘寺』。

聖徳太子誕生の地といわれ、太子建立7カ寺の一つとして知られる同寺では、秋には150株を超える芙蓉の花が咲き誇る。

橘寺に咲く芙蓉のうち、大半が「酔芙蓉（すいふよう）」。

酔芙蓉は、朝白く開き、太陽の光を浴びて、時間とともに薄ピンク色、さらには濃いピンク色へと変わっていく不思議な花。一日の終わりにはショッキングピンクになって萎んでいく1日花だ。

花色が変わる姿がお酒を飲んで酔ったように見えることがその名の由来。薄いピンク色は「ほろ酔いぐらいかな？」などと思いながら眺めるのも楽しい。

朝に白く美しかった花弁が、徐々にピンクに色が変わる姿は不思議で華やか。

同じ株でも陽の当たり方の違いで白やピンクが入り混じって、それもまたこの花の魅力のひとつだ。

橘寺は、本堂（太子殿）のご本尊「聖徳太子座像（国重要文化財）」や善悪2つの顔が刻まれた「二面石」、往生院の天井画、本堂前の黒駒像（聖徳太子の愛馬）など、見どころがたくさん。

これらをゆっくり見て回って、酔芙蓉の表情が変わって行くのを楽しもう。

橘寺の周りにはのどかな田園風景が広がる。秋風を感じながらのんびりと散歩するのも気持ちよさそう。

【入山拝観料】
大人・大学生　400円
高校生・中学生　300円
小学生　200円
※飛鳥王国パスポートの割引は、拝観料金から50円引きになります。

※花の見頃は気候により前後します。
※密を避けてお互いにマナーを守って花を楽しみましょう。

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