2021/04/16 01:00
TAR-KUN
vol.8:<奈良ラーメン新時代>足を伸ばして訪れたい県外の名店をご紹介!!日々、小麦と向き合い仕上げる自家製麺のお店!
関西にはラーメンの名店が数多くありますが、なかでも「わざわざ足を運んでまで味わうべき!」という奈良と縁あるお店を今月はご紹介します。
実はこのコーナーで初めて、ゲストの方を呼んでいます (^ω^)
ご同行頂いたのは奈良市『麺屋 K』の北尾店主です!
●『麺屋 K』北尾店主のプロフィール
1979年9月18日生まれ
大阪・福島の人気店『ラーメン人生JET』で5年修業後、地元の奈良で2020年1月に『麺屋 K』を開業
『ぴあ 究極のラーメン2021』新店部門で準グランプリにも輝いた注目店
今回は、『麺屋K』の北尾店主が尊敬する大阪の名店”として、『桐麺』をご紹介します。
2014年に大阪市淀川区でオープンした『桐麺』はこだわりの自家製麺と濃厚鶏白湯が評判を呼び、その3年後には十三(じゅうそう)に2号店を出店。
2020年12月には、自家製麺を販売する店舗『桐ちゃん製麺』を本店から徒歩30秒ほどの場所へオープンされました。
実は『桐麺』の桐谷店主と北尾さんは、『ラーメン人生 JET』】で共に修業を積んだ兄弟子という仲!
大阪きっての名店を訪れ、ラーメンへのこだわりや修業当時の思い出をお話しいただきました。
北尾さんのおすすめメニューは、「鶏白湯醤油つけめん」!
鶏白湯醤油つけめん
譲れないこだわり
際立った自家製麺の存在感と、それに負けないさつま知覧どりの白湯つけ汁!
「目指すは、長渕剛さんのように“豪快だけど繊細な麺”です」と語る自慢の自家製麺。
小麦を10種類ほど用意し、常に配合を調整しながらベストな麺を作られています。
とても香り豊かで、なめらかなのど越しとしなやかさも兼ね備えた麺です。
長渕剛さんの楽曲を聞きながら想いを込めて麺を打っているというのも、食感のポイントになっているのかもしれませんね!
つけ汁は、“さつま知覧どり”を13時間近く炊き上げ、粘度に頼ることなく濃厚な鶏の旨味を引き出した白湯スープ。
さつま知覧どりは飼育期間が他の鶏よりも長く、出汁と油がしっかりと出てコク深いのが特徴だそうで、濃厚な鶏の香りが心地よい余韻を残します。
また甘めの醤油ダレが全体を引き締め、麺との調和も絶妙です。
桐谷店主と北尾さんは、お互いに【ラーメン人生 JET】を巣立った今でも頻繁に連絡を取り合い、同門の仲間と北海道へ小麦の研究に行くなど切磋琢磨されています。
北尾さんにとって、桐谷店主は「修業当時からラーメンへの好き度がずば抜けていて、生きる教科書」だそう。
ふたりに共通しているのは、修業先で学んだ基本はずっと大切にしているということ。それはラーメンづくりの姿勢にも表れています。
「うちの麺の配合から打ち方、スープの炊き方まで、北尾くんに聞かれたことはなんでも教えられます。そうすることによって自分の勉強にもなるし、お互いに更なる高みを目指せますからね」と、桐谷店主は語ってくれました。
野望は “自分で食べて旨すぎて気絶するラーメンを作ること!”
その一杯を目標に、今日も気合いを入れて麺やスープと向き合います。
同門の仲間と高め合いながら磨き続けるつけ麺を、ぜひ足を伸ばして味わってみてください!!
桐麺 本店
- 住所/大阪府 大阪市淀川区三津屋北 3-1-15
- 電話/06-6309-8040
- 営業時間/<通常>11:00~15:00、18:00〜22:00 <4月5日〜時短要請終了まで>11:00〜15:00、18:00〜20:00(酒類提供19:00まで)
- 定休日/火
- 駐車場/無(近隣に有料P有り)