2020/10/16 01:00
TAR-KUN
vol.2:<奈良ラーメン新時代>足を伸ばして訪れたい県外の名店をご紹介!!
関西にはラーメンの名店が数多くありますが、なかでも「わざわざ足を運んでまで味わうべき!」という奈良と縁あるお店を今月はご紹介します。
兵庫県・尼崎に2018年1月に誕生した『ぶたのほし』。
店主・高田さんは、奈良だけでなく関西を代表する豚骨ラーメンの名店『無鉄砲』グループで約9年間腕を磨き、大和郡山『無鉄砲 がむしゃら』では店長を任されていたお方。
私も10代の頃から毎月のように通い、成人式の帰りにまで訪れた顔見知りの店主さんでもあります。
そんなぶたのほしが今年、私も審査員を務める『究極のラーメン2021 関西版』(ぴあ)で総合グランプリに輝きました。
今、関西で一番勢いのあるお店だと言っても過言ではありません!
こちらの必食メニューはとんこつラーメン!!!!
譲れないこだわり
骨まで旨い銘柄豚を使用。高火力で豚骨の旨さを極限まで引き出す!
スープは修業先の製法を継承し、その時々で選りすぐった豚骨を使い分けられています。
私が訪れた時には、鹿児島の銘柄豚“南国スイート”をメインに、宮崎産の豚骨をブレンドしていました。
ドロドロとした粘度の高いスープを口に含むと、豚の旨味、甘味、コク、香りなどあらゆる豚の持ち味がストレートに舌に伝わってきます。
このスープと喧嘩するのでは?と思うくらい個性の強い太ちぢれ麺を合わせているのもポイント。こちらは奈良の○無製麺から取り寄せているもの。
卓上に置かれたニラ辛子と辛子味噌での味変で、最後の一滴まで飽きずに食べられます。
「豚骨ラーメンの神髄を学び、多くの人との出会いが僕を支えてくれた。奈良での9年間が、僕のすべてです」と話す高田店主。
“豚の命を代表する”という意味も込められた店名に、食材への感謝と並々ならぬ野心を感じます。