2020/09/17 01:00
TAR-KUN
vol.1:<奈良ラーメン新時代>2020年にオープンした新店に迫る!
今月から毎月1回奈良の最新ラーメン情報をお届けする、『麺バカTAR-KUNの奈良 “麺”ダフルライフ』が連載としてスタート。ライターはぴあ『究極のラーメン関西版』で関西ラーメン四天王の1人として審査員を務める「TAR-KUN」が務めます。
今月はどんな情報が飛び出すのか!?
自他共に認めるラーメン通「TAR-KUN」ならではの視点で”驚き・感動・最新”のラーメン情報をお届けします!
日刊ぱーぷるをご覧の皆さん、初めまして!
奈良在住のラーメン好き、TAR-KUNです。
今回より、奈良県内の注目店から県外のイチオシ麺まで、私がぜひ食べてほしいと感じたラーメン店をご紹介させていただきます。
早速ですが、奈良県は知る人ぞ知る、ラーメンの激戦区なのです!
お店の数は他府県と比べると少ないですが、全国的に見ても「名店」と言われるお店が多く、奈良県民に親しみの多い“天理ラーメン”というご当地ラーメンがあるのも特徴的。
さらに2020年、近年希に見るほど期待のラーメン店が続々とオープンしています!
そこで今回は、私が自信を持っておすすめする2020年の新店を紹介したいと思います(*´▽`*)
今回は、私が審査員を務める雑誌『究極のラーメン ぴあ2021関西版』でも準グランプリを受賞された、注目すべき2店舗です!
3月末に待望のオープンを遂げた『ラーメン家 こゝろ』は、一般的なラーメン屋のイメージとは異なるカフェのような外観に、店内も女性の方が入りやすいよう意識されたお洒落な作り。
こちらの店主・綿野さんは、奈良きっての行列店『ラーメン家 みつ葉』で長年修業され、生まれ育った御所市で夢の独立を果たしました。
こちらのオスス麺は『地鶏そば(塩)』。
ココがポイント!
奈良の銘柄地鶏である“大和肉鶏”をふんだんに使い、スープ・麺どちらも添加物や化学調味料は一切不使用!
「子どもたちにも安心して食べてもらいたい」と、本来ラーメンの麺に用いられる“カンスイ(アルカリ塩水溶液)”を使わないため、品名もラーメンではなく“そば”と名付けられており、こゝろならではの独特なツルもち食感の麺が楽しめます。
和歌山の天然水で炊いたスープは鶏が持つ豊かな出汁の旨さと鶏の油で香り付けされ、ストレートな鶏の味を楽しめる塩味がイチオシです。
続いて紹介するのは、奈良市の観光地「もちいどのセンター街」に今年1月、華々しくオープンした【麺屋 K(ケー)】。
北尾店主は、関西を代表する名店【ラーメン人生 JET】(大阪・福島)で修業を積み、地元の奈良で開業されました。
コチラはメニューの豊富さも魅力の一つ。
数あるメニューのなかでも私の一番オスス麺は、『鶏ラーメン』です。
ココがポイント!
麺、スープ、カエシ、チャーシュー、メンマ、卵、全て自家製! 細部まで譲れないこだわり。
この一杯には、店主が持つ技術やこだわりがあふれんばかりに詰まっています。
とろみがつくまで煮込んだ濃厚な鶏白湯スープは、鶏の濃縮された旨味が口いっぱいに広がって心地よい余韻が続きます。
修業時代から製麺も担当し、北海道にも小麦の勉強をしに行ったことがあると言うだけあって、麺へのこだわりも強く、濃厚なスープにも負けない風味が楽しめます。
その麺のおいしさをより堪能できるつけ麺もオススメですよ。
奈良のラーメンシーンが大きく動いている2020年、この2店舗は今後の基盤を支えていくお店になるでしょう!