2018/03/01 01:00
【山焼き/曽爾高原】38ヘクタールもの広さが燃えゆく、迫力満点の春の風物詩。
秋は夕日に輝く黄金色のススキの絨毯が広がる絶景を楽しませてくれる曽爾高原。3月3日には、春の風物詩となっている山焼きが行われる。
曽爾高原のススキは大昔からかやぶき屋根の材料や肥料として採草されてきた。山焼きは他の草木の生育を抑え、灰は肥やしとなり、秋にまた美しいススキが見られるようにと行われている。焼いてしまうとススキも一緒に焼かれてしまうのでは?と心配してしまうが、ススキは地表から約60センチ下まで根ざしているため、影響が少ないそうだ。
一気に炎が燃え広がらないよう山の上の方から帯状に火が付けられる。38ヘクタールもの広さがあり、炎の高さが10メートル近くに達することもあるという、大迫力の光景が広がる。
この行事を終え、夏には緑が生い茂り、秋には黄金色のススキの世界を楽しませてくれる。
曽爾高原 山焼き