美術館奈良県奈良市アート
2025/12/20 07:00
ぱーぷる編集部

【奈良県立美術館】奈良で活動する若手アーティスト二人の代表作を紹介!

奈良県奈良市の『奈良県立美術館』では、ギャラリーを開設し、地域ゆかりのアートや文化、教育活動を紹介している。

そのギャラリーにて、2026年1月17日(土)~3月15日(日)の期間、他の土地にルーツを持ちながら現在は奈良に移住して活動しているふたりの若手アーティストを個展形式で取り上げる。

ふたりの作家にとって、本展は初めての地元美術館での展覧会となる。


佐竹龍蔵(さたけりゅうぞう)


1987年高知県生まれ、奈良県奈良市在住。

2012年京都造形芸術大学大学院修士課程芸術研究科芸術表現専攻を修了 。2021年に奈良に移住し、作家活動の傍ら、美術教師として指導も行う 。

日本画材の岩絵具の透明感を生かした独自の点描法で、見る距離によって色や形が変化して見える人物画や風景画を描く 。近年は故郷の高知県の四万十川や奈良県の吉野の左曽川を取材し、妖怪や架空の生き物などのモチーフと組み合わせた作品を制作している 。

【奈良県立美術館】奈良で活動する若手アーティスト二人の代表作を紹介!

佐竹龍蔵 《川のイメージ/おそれ》2024年

野田ジャスミン(のだじゃすみん)


1996年タイ・ウタイタニー生まれ 。2004年に日本へ移住 。2019年より奈良県斑鳩町に拠点を移し活動を開始 。

大学で陶芸を学び、陶芸や器物の制作、それらを用いたインスタレーションを発表 。自身のルーツ や、陶芸領域に内在する工芸とアートの対比 、現代社会の「多様式化した価値観」より生じるアンビバレントな感覚をテーマとしている 。

【奈良県立美術館】奈良で活動する若手アーティスト二人の代表作を紹介!

野田ジャスミン 《cherry blossom and swallows / ghost series》2025年

開催概要


●会期
・佐竹龍蔵 「いつかのリバーサイド」
2026年1月17日(土)~2月15日(日)
・野田ジャスミン 「あの日のロストバゲージ」
2026年2月17日(火)~3月15日(日)

●開催場所
奈良県立美術館 ギャラリー
(奈良県奈良市登大路町10-6)

●休館日 
月曜日(ただし2月23日、3月2日、3月9日は開館)、2月24日(火)

●開館時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)

●観覧料 
無料

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