2025/10/24 18:00
ぱーぷる編集部
「奈良のお仕事フェスティバル」が開催されました!
大和ハウスグループ みらい価値共創センター 「コトクリエ」(所在地:奈良市)にて、2025 年10月13日、奈良県内の小学校に通う3年生から6年生の約150名を対象に、「奈良のお仕事フェスティバル」が開催されました。
奈良のお仕事フェスティバルは、小学生が知らない仕事に触れ、仕事をしている人の声に耳を傾け、「おもしろい!」「すごい!」を発見することで、子どもの未来と世界を広げることを目的に、地元の企業を知り、リアルな社会を体験するイベントです。
子どもたちを対象にした「お仕事取材体験」と、大人を対象にした「大人向け特別講演会」を開催いたしました。
お仕事取材体験
人々が生活をする場所では、多種多様な仕事と多くの人が交じり合っています。
仕事について理解をより深めるため、「記者になりきってお仕事に密着しよう!」というテーマで、この日のために集まった、奈良県の31社31職種の方々に、小学生が実際に取材をしました。
世界的に珍しい技術を有する仕事や、奈良県にあるスゴい産業や仕事がどのように社会を支えているのか…実際に働いている人に取材をしたり、仕事の内容を体験することで、新しい世界が広がります。
参加した小学生たちは真剣な表情で話を聞き、積極的にメモを取っていました。企業の人の説明を一言一句逃さないよう、集中して取り組んでいる様子が伝わってきます。
そんな彼らの熱心な姿勢に感銘を受けた企業の担当者も、説明に一層力が入る様子。思わず既定の持ち時間を過ぎてしまう様子も見受けられました。
座学だけではなく体験も交えることで、活気あるやり取りが繰り広げられ、子どもたちの学びへの情熱が企業側にも良い刺激を与えているのが印象的でした。
出演企業一覧
業種が異なる奈良県(※一部除く)に所在地を構える31社が集まりました。各企業の様子を紹介します。
ロイヤルホームセンター(ホームセンター)
スポーツクラブNAS(インストラクター)
吉野山保勝会(桜の保護・文化財の保存)
堀園芸(農業)
JINRIKI JAPAN(袋物製造)
赤膚山元窯 古瀬堯三(窯元製陶業 赤膚焼の製造販売)
やまとびと(旅行・季刊誌)
グラン・ママ奈良(洋服のお直し)
トヨタ・ユナイテッド奈良(車販売・点検整備)
大和ライフネクスト(マンション・建物管理)
大和エネルギー(建設業・エネルギー事業)
木谷ワイン(ワイン醸造所)
アスカ国際学院(日本語学校)
柿の葉寿司本舗 たなか(柿の葉すしの製造・販売)
ならコープ(生活協同組合)
ミヅホ酢(酢と味噌の製造・販売)
佐藤薬品(製薬)
関西メディコ(薬剤師)
王寺動物病院(動物病院)
奈良ホテル(ホテル)
瀬戸内オリーブ基金(認定NPO環境保全)
MWV(映像制作)
南都大安寺(寺院)
奈良クラブ(プロサッカークラブ)
自衛隊(陸海空自衛隊)
ADLER(サッカースパイク製造)
金田國真(刀鍛冶)
田中美粧園(ブライダル)
大和信用金庫(金融機関)
あいおいニッセイ同和損害保険(保険)
COCOLAN(オリジナル胡蝶蘭栽培)
まとめレポート作成
取材を終えた後は、編集ブースで「まとめレポート」を作成。今回の取材を通して発見したことや学んだことを、小学生がそれぞれ想いを込めてまとめました。
「取材先はどんな仕事だった?」「仕事の魅力ややりがいについて気付いたことは?」等、訪問した企業さんのお仕事のお話しや質問、体験を思い出しながらレポートに記入しました。
まとめレポートの一部をご紹介
大人向け特別講演会
認定NPO法人カタリバ 代表理事 今村 久美 氏(いまむら くみ)さんを講師に迎え、「“不登校の今”寄り添いでひらく子どもの未来」をテーマに、大人向け特別講演会を実施しました。
今村さんの講演からは「どんな環境に生まれても、学ぶ意欲さえあれば未来は変えられる」という強い信念が語られ、被災地支援や子どもの居場所づくりなど、困難な状況にある若者に寄り添い続けてきたエピソードは、参加者の心に深く響いている様子でした。
「私たちの固定観念を外しながら、他の人の手を借りてみんなで子育てする」
「親自身が楽しんでいる姿を見せる事が、子どもにとっては最も素晴らしい“教科書”になる」
今村さんから発せられたこれらのお話しを聞き、また参加者同士のグループディスカッションで様々な生の意見を交わし合い、子どもへの寄り添いについて、想いを巡らせる時間となりました。
参加者からは様々な感想を伺うことができました。
「不登校の子どもたちための居場所作りのヒントになる話がいっぱい聞けた」
「教育現場で働く身として、実際に悩まれている内容に少しでも寄り添えることができたらと思った」
「『学校教育の目的とは?』のお題は、周りの方々のお話しや考えを聞いて、改めて自分の中に落とし込むことが出来た!」
「力を抜いて、人の力借りてもいいと聞いて少し楽になった」
この講演およびカタリバの活動にご興味をもたれた方は、寄付という形での応援もご検討ください。
共に未来をつくる仲間として、最初の一歩を踏み出していきましょう!
【代表理事 今村 久美 氏プロフィール】 2001年にNPOカタリバを設立し、高校生のためのキャリア学習プログラムの提供を開始。2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供、コロナ禍以降は、経済的事情を抱える家庭に対するオンライン学習支援やメタバースを活用した不登校支援を開始するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組む。
