2025/09/16 07:00
ぱーぷる編集部
残暑のおでかけは美術館・博物館へ。9月・10月に奈良県で開催中の展覧会まとめ

まだまだ残暑が残る9月、10月。
美術館・博物館で涼しく歴史やアートに触れてみませんか。
◆【奈良国立博物館】「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」

世界中から集められた天理大学附属天理参考館の30万点にのぼる膨大なコレクションと、奈良国立博物館が誇る仏教美術作品。これらを組み合わせ、人類の約6000年の歴史を深く探求する、かつてない展覧会が実現。
貴重な作品も含め、なんと、すべての展示品が写真撮影OK!
音声ガイドナビゲーターは、旅好きの俳優・大沢たかおさん。
開催概要
●展覧会名
奈良国立博物館開館130年・天理大学創立100周年記念特別展
「世界探検の旅—美と驚異の遺産—」
●会期
2025年7月26日(土)~9月23日(火・祝)
●会場
奈良国立博物館 東・西新館
(奈良市登大路町 50 番地 奈良公園内)
●開館時間
9:30~17:00
※毎週土曜日および8月5日(火)~8月15日(金)は19:00まで
※入館は閉館の30分前まで
●休館日
2025年7月28日(月)、8月4日(月)、8月18日(月)、8月25日(月)、9月1日(月)、9月8日(月)、9月16日(火)
●料金
一般 1,800円(前売り・20名以上の団体様:1,600円)
高大生 1,300円(前売り・20名以上の団体様:1,100円)
中学生以下無料。
前売りは7月25日(金)午後11時59分まで。
◆ 【入江泰𠮷記念奈良市写真美術館】入江泰吉自選 奈良大和路春夏秋冬

「秋深き法起寺」1985年
生涯をかけて奈良大和路を撮り続けた写真家、入江泰吉。氏のレンズを通して切り取られた景色は、奈良の奥深い魅力を現代に伝えている。
入江泰吉生誕120年を記念して開催中のこの展覧会では、入江氏自らが集大成として編んだ作品群を展示。
入江泰吉が愛し、写真に刻んだ奈良の姿に触れてみてはいかがだろうか。
開催概要
●展覧会名
生誕120年 入江泰𠮷自選「奈良大和路春夏秋冬」
●開催日程
2025年7月19日(土) ~ 2025年10月19日(日)
●会 場
入江泰𠮷記念奈良市写真美術館
●開館時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
●休 館 日
月曜日。但し、 9/15(月)、10/13(月)は開館。
9/16(火)、 9/24(水)、10/14(火)は休館。
●観 覧 料
一般500円/高校・大学生200円/小・中学生100円/
団体(20名以上)2割引。
毎週土曜日、小・中・高校生無料/
障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方無料
奈良市在住の70歳以上の方無料
●作品解説
毎月第2・第4土曜日 14:00~
◆【松伯美術館】追悼 上村淳之展 学生時代から晩年までⅡ -鳥たちの世界-

上村淳之「月夜」昭和33年(1958) 松伯美術館蔵
奈良市登美ヶ丘にある『松伯美術館』で長らく館長を務めてきた日本画家、上村淳之(うえむら あつし)氏が2024年11月に逝去された。
現在、松伯美術館にて氏を追悼する展覧会を開催中。
上村氏が追求し続けた、花鳥画の美しい世界を堪能しよう。
開催概要
●展覧会名
追悼 上村淳之展 学生時代から晩年までⅡ -鳥たちの世界-
●会場
松伯美術館
●会期
2025年8月9日(土)~ 10月19日(日)
※会期中一部展示替えがあります
●開館時間
10:00~17:00(入館は16:00まで)
●休館日
月曜日(ただし、月曜日が祝日、休日の場合は開館し、翌火曜日が休館)
●入館料
大人(高校生・大学生を含む)820円
小学生・中学生 410円
◆【奈良県立図書情報館】福井さとこ 絵本原画展

福井さとこさんは、2014年からスロバキア共和国のブラチスラヴァ美術大学に留学。世界的な版画家であるドゥシャン・カーライ氏に師事し、その才能を開花させた。
東欧スロバキアの澄んだ空気感と、自然とともに生きる喜びを色彩豊かに表現する福井さんの作品世界を、ぜひこの機会に味わってほしい。
絵本好きの方はもちろん、新しいアートに触れたい人にもおすすめ!
開催概要
●日時
2025年10月7日(火) 9:00~10月30日(木) 20:00
●会場
奈良県立図書情報館 2階 メインエントランスホール
(奈良市大安寺西1丁目1000番地)
●駐車場
311台(1時間無料、以降1時間ごと100円)
●入館料
無料
◆【奈良県立美術館】奈良ゆかりの現代作家展 安藤榮作 -約束の船-

安藤榮作 約束の船.2025 2025 年 作家蔵 撮影:木奥惠三
奈良県立美術館の長い歴史の中でも初となる、奈良在住の現代作家に焦点を当てた大規模な個展を開催。主役となるのは、彫刻家の安藤榮作氏。
安藤氏は、拠点としていた福島県いわき市で2011年の東日本大震災に被災し、自宅、アトリエと作品を津波で失った経験を持つ。そこから奈良に移り住み、吉野の林業が盛んなこの地で、再び創作活動を始めた。この個展は、奈良での約15年間で制作した近作・新作を中心に展覧する。
安藤氏による公開アトリエやトークイベント、ライブパフォーマンスにも注目!
開催概要
●会期
2025年年9月13日(土)~11月16日(日)
●開催場所
奈良県立美術館
(奈良県奈良市登大路町10-6)
●休館日
9月16日(火)、9月22日(月)、9月29日(月)、10月6日(月)、10月14日(火)、10月20日(月)
●開館時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
●観覧料
一般1,200円、大学生1,000円
※ 小・中・高生及び18歳未満は無料
※ 身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳(アプリを含む)をお持ちの方と介助の方1名は無料
特別展 奈良ゆかりの現代作家展 安藤榮作 -約束の船-(公式ホームページ)
◆【天理参考館】漱石・子規・鷗外―文豪たちの自筆展―

夏目漱石自筆原稿 『吾輩は猫である』第十章
日本の近代文学を代表する夏目漱石、正岡子規、森鷗外の、自筆資料を間近で見られる特別展。
近年、天理図書館が新たに収蔵したことでも話題となった、夏目漱石『吾輩は猫である』の第十章と、『坊っちゃん』の自筆原稿を含む38点の資料が公開される。
天理大学創立百周年記念・天理図書館開館95周年記念展として開催される。
開催概要
●会場
天理大学附属天理参考館
●会期
2025年10月15日(水)~11月17日(月)
●開館時間
9:30~16:30(入館は16:00まで)
●休館日
毎週火曜日
●入館料
大人500円、団体(20名以上)400円、小中高生300円(学校団体の見学は無料、要事前申込)
※障がい者およびその介護者1名は無料。受付カウンターに障がい者手帳等またはミライロIDをご提示下さい。
●問合せ先
天理大学附属天理図書館(0743-63-9200)
「漱石・子規・鷗外―文豪たちの自筆展―」(天理図書館ホームページ)