奈良市
2025/08/18 07:00
ぱーぷる編集部

【入江泰吉生誕120年】奈良を愛した写真家・入江泰吉が選んだ奈良の春夏秋冬

生涯をかけて奈良大和路を撮り続けた写真家、入江泰吉。氏のレンズを通して切り取られた景色は、奈良の奥深い魅力を現代に伝えている。

現在、『入江泰𠮷記念奈良市写真美術館 』にて、入江泰吉生誕120年を記念して、展覧会「入江泰吉自選 奈良大和路春夏秋冬」を開催中。


【入江泰吉生誕120年】奈良を愛した写真家・入江泰吉が選んだ奈良の春夏秋冬

「秋の長谷寺」1978年

入江自らが選んだ、集大成となる写真群


今回の展覧会の作品は、氏が生涯をかけて撮り続けた奈良の風景と仏像の中から、自らの集大成として編んだ作品群だ。

奈良市写真美術館の開館に先立つ1991年、入江自身が約8万点におよぶ寄贈フィルムの中からカラー作品100点を選び抜いた。

【入江泰吉生誕120年】奈良を愛した写真家・入江泰吉が選んだ奈良の春夏秋冬

「秋色若草山より望む大仏殿」1981年

入江が選んだこれらの作品には、自身にとって忘れがたい写真が数多く含まれている。だが、入江はすでにこの世を去っており、それぞれの作品に託した思いを直接聞くことは叶わない。

しかし、展示された作品と向き合うことで、その一枚一枚から、彼がカメラのファインダー越しに何を見ていたのか、何を伝えようとしたのかを感じ取ることができるはずだ。撮影に苦労したもの、特別な思い出が詰まったもの。そこに込められた入江のまなざしや、奈良への深い祈りを感じてほしい。

【入江泰吉生誕120年】奈良を愛した写真家・入江泰吉が選んだ奈良の春夏秋冬

「親子鹿」1975年

展覧会のタイトル「奈良大和路春夏秋冬」は、入江と深い親交があった同い年の画家、杉本健吉氏が名づけ、揮毫したものである。力強い題字にも、二人の固い友情と、入江への敬意が込められている。

入江泰吉の作品は、奈良の見慣れた風景の中に新たな発見を与えてくれるだろう。ぜひこの機会に、入江泰吉が愛し、写真に刻んだ奈良の姿に触れてみてはいかがだろうか。

【入江泰吉生誕120年】奈良を愛した写真家・入江泰吉が選んだ奈良の春夏秋冬

「春宵山の辺の道」1985年

開催概要


●展覧会名
生誕120年 入江泰𠮷自選「奈良大和路春夏秋冬」

●開催日程
2025年7月19日(土) ~ 2025年10月19日(日)

●会 場
入江泰𠮷記念奈良市写真美術館

●開館時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)

●休 館 日
月曜日。但し、 9/15(月)、10/13(月)は開館。
9/16(火)、 9/24(水)、10/14(火)は休館。

●観 覧 料
一般500円/高校・大学生200円/小・中学生100円/
団体(20名以上)2割引。
毎週土曜日、小・中・高校生無料/
障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方無料
奈良市在住の70歳以上の方無料

●作品解説
毎月第2・第4土曜日 14:00~

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