2025/07/16 07:00
ぱーぷる編集部
【おふさ観音 風鈴まつり】「日本一夏を楽しむお寺」の夏の風物詩!大和の風にそよぐ約3000個の風鈴【橿原市】
奈良県橿原市にある『おふさ観音』では2025年7月1日より「風鈴まつり」が開催されている。
毎年多くの参拝者を楽しませてくれる風鈴まつり。その由来や見どころをご紹介!

風鈴まつりの由来
おふさ観音では、夏の厄払いのお参りとともに、風鈴まつりが開催される。
おふさ観音の地元では昔から夏に厄払いをする風習があり、身体の健康を授けるお寺であるおふさ観音には、健康を願って多くの人がお参りする。
そこで考えられたのが、夏を心地よく過ごしてもらうための風鈴。
風鈴の風習は鐘の音が魔を払い、厄を払うという仏教思想から生まれたという由来もあり、境内いっぱいに風鈴を吊るす「風鈴まつり」が始まった。
風鈴まつりを通して、「夏の暑さを楽しんで乗り切ろうという先人の知恵を伝えたい」という想いも込められており、現代を生きるわたしたちにも心の豊かさを思い出させてくれるイベントなのだ。

風鈴まつりの見どころ
約3000個もの風鈴

今年は新たに風鈴を飾るスペースを増やし、約3,000個もの風鈴が参拝者を迎えてくれる。
本堂裏のアーチにはつる性植物を誘引してグリーンカーテンを作り、涼しさアップと共に緑の背景に風鈴が美しく映えるスポットとなっている。
「チリンチリン」と涼しげな音を聞きながら、素敵な写真を撮ってみよう。
本堂前では風鈴の展示即売会も開かれ、色や模様、音色もさまざまな日本各地の名産風鈴の中からお気に入りを購入することもできる。
風鈴以外にも見どころがいっぱい
おふさ観音は、「日本一夏を楽しむお寺」として、風鈴以外にも朝顔やひまわりなど様々な夏の花、さらに30種類以上の改良メダカなど、夏を満喫できる様々な趣向を凝らしている。
また、日本庭園内の茶房おふさでは夏季限定でかき氷が登場。風情ある雰囲気のなかで、昔ながらにこだわったかき氷を楽しんでみて。

茶房 おふさ 期間中(不定休) 10:00~16:30(L.O.16:00)
本堂では、20年振りの公開となる「寺宝三千仏弥勒菩薩掛け軸」や天才人形師・安本亀八作「生き人形」などの寺宝の特別拝観も実施(本堂拝観は500円)。
さらに、期間中の土・日・祝の午前11時と午後2時には「シャボン玉タイム」が開催され、風鈴とシャボン玉のキラキラと夢のようなコラボが実現!その幻想的な光景は子どもから大人まで大人気。
毎年好評の夜間拝観、今年は回数増!

毎年大好評の夜間拝観ライトアップ。
普段は17時閉門だが、夜間拝観ライトアップの日は20時30分閉門となり、風鈴をランタンの灯りでライトアップする幻想的な光景を楽しむことができる。
今年は夜間拝観ライトアップの日をなんと5倍に増やしての開催。開催日はHPで公開されているので、要チェック!

風鈴の音色に癒され、涼を感じ、厄を払い、幻想的な風景を目に焼き付けて。夏の1日をおふさ観音で思い切り楽しもう!
「おふさ観音 風鈴まつり2025」概要

●開催期間
2025年7月1日~ 9月30日
●開催時間
8:30 ~ 16:30(閉門は17:00)
●開催場所
〒634-0075
奈良県橿原市小房町6−22
●アクセス
・電車&バス
大和八木駅→「小房」停留所8分おふさ観音まで徒歩5分
橿原神宮前駅→「小房」停留所10分おふさ観音まで徒歩5分
・電車&徒歩
大和八木駅→おふさ観音まで25分
●駐車場あり
※混雑時期は有料となる場合あり。
●料金
境内は入場無料(本堂内拝観は500円)