2025/06/18 21:00
ぱーぷる編集部(松石)
若手実力派シェフが活躍する生駒の注目レストラン!ジャンルの垣根を越えた手法で食材の味を引き出す『ristorante Nishiyama (リストランテニシヤマ)』

近鉄生駒駅から徒歩2分ほど。
古くは門前町として栄え、近年の開発の波からひっそりと逃れたような街かどに、ふとおしゃれな外観のレストランが現れる。
こちらは2025年5月にオープンしたばかりのイタリアン『ristorante Nishiyama (リストランテニシヤマ)』。
大阪の名店『ポンテベッキオ』や奈良の名店で修業を積んだ若手シェフが腕を奮うこのお店は、地元生駒を中心に話題が広がり、オープンから連日満席となっているという。
今回はそんな『ristorante Nishiyama 』のお料理をコースから抜粋してご紹介する。
前菜/ケンケンガツオ フルーツトマト 土佐酢

フルーツトマトソースの酸味と甘みが、カツオ特有の酸味と合わさって、爽やかながらも力強い旨味を演出。
さらに出汁のエスプーマ(泡)が、その旨味を優しく包む。
オリジナリティも感じさせつつ、食材の持つ味の輪郭をはっきり打ち出すシェフの手法に、次の一皿への期待も膨らむ。
パスタ/トルテッリ モルタデッラ 、 マスカルポーネ パスタソース 春キャベツ

モルタデッラハムとマスカルポーネを詰めた手打ちのトルテッリ(パスタ)。
パスタとハムのシンプルな塩味に、春キャベツのピューレをあてる。
トルテッリはもっちりとした食感で、春キャベツは非常に滋味深い。
載せられているのはケールの素揚げ。
メイン 肉料理/国産和牛 赤ワイン 実山椒

しっかりと脂がのった和牛の濃厚な旨味に、実山椒の香りが華やぎを添える。
実山椒はコンフィにされており、口あたりを邪魔しない。
人参や破竹、椎茸といった野菜は、丁寧な火入れによって旨味が凝縮されている印象。
和牛はサーロインやヘレなど、コースによって提供部位が変わる。
デザート/ビアンコマンジャーレ メロン

アーモンドミルクを固めたビアンコマンジャーレに、さらにアーモンドソース、メロンのシャーベットと果肉。
それぞれのコク、甘み、さらに温度が合わさり、絶妙なマリアージュが生まれる。
“引き算”の料理で食材の旨味を最大限に引き出す≪宮迫 祥吾シェフ≫

37歳という若さでこちらの『ristorante Nishiyama 』のシェフに就任した宮迫シェフ。
大阪の『ポンテベッキオ』や、奈良の『リストランテ リンコントロ』といった名店・人気店で料理の腕と感性を磨いた。
宮迫シェフが作る料理の中には、修業したレストランの影響が随所に現れてはいるものの、実際に味わってみると、その中に明確な1本の柱が有るのが感じられる。
「シンプルな構成で、一つ一つの食材の味を引き出したい」。
そう語る宮迫シェフの言葉通り、一皿に載る食材の品数は押さえられつつも、素材の味を引き立たせる調理法と食材の組み合わせで、しっかりと印象に残る味覚が描かれている。
ソースや火入れなど、イタリアンの伝統的なスタイルと、和食やモダンフレンチのような“引き算”の調理の掛け合わせがおもしろい。
ジャンルにとらわれない若い感性が、生駒という土地で今後どのようにオリジナルの世界観を広げてゆくのか、非常に楽しみなレストランである。

宮迫 祥吾シェフ

『ristorante Nishiyama』を運営している有限会社アールは県内で『パン工房 西山荘』や『調剤薬局 アール薬局』などを運営している会社。飲食事業では“医食同源”という考えのもとに、こだわりを持った食材選びと丁寧な調理法で、美味しさと健康を両立させた食をプロデュースしている。
『ristorante Nishiyama (リストランテニシヤマ)』の公式インスタグラムはコチラ
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『ristorante Nishiyama 』では現在ホールスタッフを募集中。詳しくは公式インスタグラムをご確認ください。
ristorante Nishiyama (リストランテニシヤマ)
●住所/〒630-0256 生駒市本町8-2 アールⅡ
●営業時間/11:30~14:30(最終入店13:00)、17:30~21:00(最終入店19:30/日曜19:00)※完全予約制
●定休日/月曜(祝日の場合翌日)
●tel /0743-84-6577
●席数/16席
※ドレスコード、小学生以下の入場制限有。詳細はお店の公式ホームページでご確認下さい。