美術館奈良県奈良市アート
2025/05/15 12:00
ぱーぷる編集部

<高木厚人展>日本芸術院賞受賞記念、代表作で辿る書の軌跡【奈良市杉岡華邨書道美術館】

奈良県奈良市の『奈良市杉岡華邨書道美術館』にて、「日本芸術院賞受賞記念 高木厚人展」を2025年4月19日(土)~7月6日(日)の期間で開催中。


<高木厚人展>日本芸術院賞受賞記念、代表作で辿る書の軌跡【奈良市杉岡華邨書道美術館】

「山ざと」(2023年・日展出品) 令和5年度日本芸術院賞受賞作品

日本芸術院賞は、日本芸術院が会員以外の芸術家に対し、優れた芸術作品の制作や芸術の発展への貢献を称えて贈る賞。

その歴史は昭和16年度の帝国芸術院賞に遡り、日本の芸術界において伝統と権威に裏付けられた最も栄誉ある賞といえる。

書の分野では川村驥山、辻本史邑、西川寧、鈴木翠軒といった大家が受賞してきた。杉岡華邨も「玉藻」で受賞し、後に日本芸術院会員に就任している。

<高木厚人展>日本芸術院賞受賞記念、代表作で辿る書の軌跡【奈良市杉岡華邨書道美術館】

(左)高木厚人 「光源氏と藤壺中宮との贈答歌」(2022年・現代書道二十人展出品) (右)高木厚人 「舞」(2023年・現代書道二十人展出品)

杉岡華邨と共に尾上紫舟、日比野五鳳に師事した高木東扇を父にもつ高木厚人は、京都大学文学部哲学科美術史学専攻への進学を機に杉岡華邨に師事。

日展で数々の賞を受賞し、現代書道二十人展のメンバーとなるなど、現代書壇を代表する作家として活躍している。

その一方で、大学で教鞭を執り書教育の第一線でも活動。2020年には奈良市杉岡華邨書道美術館の館長に就任し、市民文化や書道文化の振興に貢献している。

「山ざと」で令和5年度第80回日本芸術院賞を受賞。

講座・催し


◆ギャラリートーク
5月11日(日)、31日(土)14時
高木厚人(奈良市杉岡華邨書道美術館館長)
事前申込不要

◆かなの散らしを楽しむvol.10
かなの散らしをメインテーマに課題作品を講評、指導する実践的な講座
7月19日(土)14時
高木厚人(奈良市杉岡華邨書道美術館館長)
受講料:3,000円
事前申込要

◆扇子に書こう
初心者でも参加できるオリジナルの扇子を作るワークショップ
7月6日(日) ①12時 ②14時
秋山英津子先生(日展会友)
受講料:1,500円(材料費込み)
事前申込要

開催概要


●会期
2025年4月19日(土)~7月6日(日)

●開催場所
奈良市杉岡華邨書道美術館
(奈良県奈良市脇戸町3番地)

●休館日 
月曜日(祝日の場合を除く)、祝日の翌日(その日が平日の場合)

●開館時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)

●観覧料 
一般 300円
団体(20名以上) 240円

日本芸術院賞受賞記念 高木厚人展

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