2025/04/28 21:00
ぱーぷる編集部(松石)
こだわりがぎっしり詰まった人気うなぎ店【うなぎ処 鰻天(まんてん)】の2号店が奈良・広陵町にオープン!

うなぎ屋の本領ともいえる“焼き”から薬味などの細部に至るまで、徹底的にこだわった『うなぎ処 鰻天(まんてん)』(奈良市三碓)の2号店が広陵町にオープンする。
同町の人気スポットである馬見丘陵公園や竹取公園からもほど近い立地での出店となっており、今回も新たに話題を呼びそうだ。
これぞ関西焼き!関西うなぎの食感と香ばしさを堪能
うな重 平安(1尾) 5,280円(税込)

うなぎ1尾を使った贅沢なうな重だ。
関東風の蒲焼きは焼く前に一度蒸して身を柔らかくするのに対して、関西焼きは蒸さずに焼く。
そのため表面がカリッと焼きあがり、香りも良くたつ。
対して身の部分はふんわり、皮と身の間の脂身はしっとりとしており、複層的な食感となる。

そして「鰻天」のこのうなぎ、まさにお手本のような関西焼きである。
まずは一切れ口に入れれば、香ばしい焼きの香りが口の中一杯に広がる。
お味の方はというと、炭火焼きによって余分な脂が落とされているため、しつこくなく上品な味わいだ。
関西焼き独特の食感は舌と歯を喜ばせる。
また、そんな蒲焼きの下に敷かれた白米はしっかり粒立っており、ほんのり感じる米の甘みは、うなぎの芳醇な味わいを引き立てる。
この山椒、ただものではない

まずは蒲焼きと白米を頬張り、さてお次はと備え付けの山椒を振りかける。
一口食べて驚いた。
蒲焼きの香ばしさとは別に、どこか果実にも似た山椒の香気が鼻腔に抜ける。
お品書きに書かれている説明によると、この山椒は「仁淀川山椒(によどがわさんしょう)」。
高知県仁淀川の名産で、非常に爽やかな香りが特徴だ。
ちなみに山椒はミカン科さんしょう属の植物なので、先ほど感じた果実香も決して錯覚ではないだろう。

お漬物とお吸い物も非常に丁寧な味わい

付け合わせのごぼうの漬物。ほんのりと甘酸っぱく箸休めにピッタリだ。

湯葉と三つ葉が浮いたお吸い物。出汁の香りが丁寧な仕事ぶりを物語る。+110円(税込み)で肝吸いに変更も可能。
鰻重のテイクアウトもあり


うなぎ処 鰻天 広陵町
●住所:奈良県北葛城郡広陵町安部59−1
●定休日:月曜
●営業時間:11:00~15:00、17:00~20:00
●駐車場:有
●tel:0745-55-0141