美術館明日香村アート
2025/04/17 07:00
ぱーぷる編集部

伝説の歌人にせまる!奈良県立万葉文化館にて館蔵品展「柿本人麻呂 ―万葉歌人から歌聖へ―」を開催【奈良県明日香村】

奈良県高市郡明日香村の『奈良県立万葉文化館』にて、館蔵品展「柿本人麻呂 ―万葉歌人から歌聖へ―」を2025年5月10日(土)~ 6月29日(日) の期間、開催する。


伝説の歌人にせまる!奈良県立万葉文化館にて館蔵品展「柿本人麻呂 ―万葉歌人から歌聖へ―」を開催【奈良県明日香村】

平松礼二《路―湖愁》 112.1×162.1cm 紙本着色 平成9年(1997)

『万葉集』を代表する歌人のひとりである柿本人麻呂。

持統・文武天皇の時代に活躍し、『万葉集』には皇族をたたえる歌や死を悼む歌などを多く残している。

平安時代には「歌聖」と称され、山部赤人とともに三十六歌仙のひとりとして尊崇を集め、和歌の上達を願っておこなわれる儀式「人麻呂影供(ひとまろえいぐ)(柿本影供)」が創始された。

伝説の歌人にせまる!奈良県立万葉文化館にて館蔵品展「柿本人麻呂 ―万葉歌人から歌聖へ―」を開催【奈良県明日香村】

《三十六歌仙色紙帖》 各帖16.0×12.5cm (歌書)彩箋墨書(絵)絹本著色 江戸時代

人麻呂にゆかりのある地は、奈良県内だけでなく各地に広がり、今なお伝承が脈々と受け継がれている。

このように、人麻呂は和歌史上にとどまらず日本文化のなかで大きな役割を果たした歌人とされるが、歴史書には登場せず、その生涯は謎に包まれている。

伝説の歌人にせまる!奈良県立万葉文化館にて館蔵品展「柿本人麻呂 ―万葉歌人から歌聖へ―」を開催【奈良県明日香村】

西田俊英《秋山迷ひぬる》 145.5×112.1cm 紙本着色 平成10年(1998)

本展では、人麻呂が詠んだ歌をモチーフに描かれた「万葉日本画」などの絵画とともに、『万葉集』の写本や注釈書などを紹介することで、人麻呂が後世に与えた影響や伝説化していく人麻呂のすがたをたどる。

関連イベント


①記念講演会「柿本人麻呂とワニ氏」 ※無料・申込不要
講師:千田稔氏(奈良県立図書情報館館長)
日時:6月8日(日) 14:00~15:30(開場13:30~)
定員:150名
場所:奈良県立万葉文化館 企画展示室

②学芸員によるギャラリートーク ※要観覧券・申込不要
講師:万葉文化館学芸員
日時:各回30分程度
   5月11日(日) 14:00~
   5月21日(水) 15:40~
   6月18日(水) 15:40~
場所:奈良県立万葉文化館 日本画展示室

③絵双六をつくろう! ※無料・申込不要
絵を描いたり、折り紙やシールを貼ったりして、自分だけのオリジナルすごろくを作ってみよう!
「三十六歌仙雙録」の展示にちなんで開催。
日時:5月25日(日)13:30~15:00頃
   6月1日(日)13:30~15:00頃
定員:各回10名程度※汚れてもよい服装で参加のこと
場所:奈良県立万葉文化館 万葉図書・情報室

開催概要

●開催期間
2025年5月10日(土)~ 6月29日(日)

●開催場所
奈良県立万葉文化館(奈良県高市郡明日香村飛鳥10)

●開館時間
10:00~17:30 ※入館は17:00まで

●休館日
月曜(祝日の場合、翌平日休館)

●観覧料金
一般600円、高校・大学生500円、小・中学生300円
※国内の小・中学生、高校生、18歳未満は無料。
※国内の65歳以上は平日無料、土日は一般料金。
その他割引は万葉文化館までお問い合わせください。

●問合わせ先
奈良県立万葉文化館(0744-54-1850)

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