2025/03/13 12:00
ぱーぷる編集部(松石)
奈良×沖縄×L.A 橿原・桜井エリアでこだわりの本格タコス店がオープン!

3月9日、橿原市にこだわりがぎっしり詰まった本格タコス店『 LOCO TACOS(ロコタコス)』がオープンした。
以前よりキッチンカーで県内外のイベントへ出店していたということもあり、ご存知の方も多いのではないだろうか。
今回は固定店舗の出店ということで、店舗でしか食べることのできない新メニューも登場。
早速お邪魔させていただいた。
まるでL.A?!店内は遊び心があふれたデザイン

イメージカラーである目の覚めるようなブルーは、オーナーが若い頃に感銘を受けたと言うLAを意識したもの。
こちらのオーナーは元々デザインやアパレルなどの仕事もしていたということで、内装や店舗ロゴなども自らデザイン。
知人に描いてもらったという壁のグラフィティーアートが印象的だ。
そんなポップカルチャーテイスト溢れる店内でまずは自慢のこだわりメニューをいただいた。
オーセンティックタコス
各550円、2tacoセット1,000円、3tacoセット1,500円

こちらに使用されている牛肉は奈良のブランド牛〝大和牛〟のスジ肉。
クルリと丸めて一口かぶりつくと和牛独特の甘い脂が口中に広がる。
ゴロゴロと大きめにカットされたスジ肉は非常に柔らかく濃厚な味わいだが、絞ったライム果汁と玉ねぎピクルスの酸味のおかげであまりしつこさを感じさせない。
大和牛のスジ肉はあまり一般的に流通しないのだが、食肉の卸売業を営む知人から特別に仕入れている。
肉も野菜もその時々で一番良いものを選ぶそう。
そうすることによって定番メニューでもその時にしか味わえない特別なものへと昇華される。
トッピング具材はビーフ、ポーク、エビ、チキン、フィッシュから選択できる。

オーセンティックタコスは生地にオイルを染み込ませているのでしっとりとした食感。風味も濃厚で食べ応えもしっかり。
オキナワタコス
3個セット1,000円

生地をカリッと揚げた沖縄タコスは、クリスピー食感ももちろん、刻みレタスやソースなど全体的にライトな印象。
こちらはお酒が非常に進みそうな一品だ。
ちなみにロコタコスではオリジナルカクテルの他にもメキシコビールやコロナなどタコスに良く合うビールも取り揃えられている。
具材はタコミート、カリー、ツナコーンの3種類。
ブリトー
エビ、ビーフ 1,200円 /ポーク、チキンカリー1,100円

こちらのブリトーは具材にライスが巻かれているタイプで、ボリューム満点。ブリトーもタコスと同じく各国・地域によってさまざまなスタイルがある。
チーズポテトキャップ
800円/BIG 1,200円

驚きのサイズ感のチーズポテトキャップ。球場ではお馴染み(?)のヘルメットグルメスタイルだ。中身はポテトにチーズ、タコミートにソースがかかってボリューム満点。ヘルメットのロゴはもちろんLAのあのチーム。こちらはラージサイズ。
エル・エー ハニーレモネード
アイス/ホット 500円

シナモンがほのかに香る自家製のレモネード。広島・瀬戸田のブランドレモンと宇陀の岩清水が使用されている。ドリンク一つとってもこのお店の妥協のなさがうかがえる。
出会いが生んだソウルフードの進化系

キッチンカーから始まり、今回初の固定店舗出店となった『LOCO TACOS』。
オーナー・西辻さんとキッチンカーとの出会いはおよそ20年前にさかのぼる。
バイクスポーツをしていた友人のホームステイについて行き渡米。
L.Aのストリートに出店していたスタイリッシュなキッチンカーの数々に感銘を受ける。
その後、飲食とは関係のない仕事に就いていたが、家族の都合で地元奈良に戻ってきたことをきっかけに一念発起。
少年期の憧れと、沖縄で出会ったタコスの味を掛け合わせて誕生したのが『LOCO TACOS』だ。
そこからさらに地元の生産者や飲食店関係者との出会いを重ね、磨かれてきたオリジナリティーが実を結んだのが今回の新店舗なのだろう。
沖縄やメキシコ、さらにアメリカ国内各地域でソウルフードとして親しまれるタコス。
そんなタコスと奈良の食材、人が出会い橿原・桜井エリアの新たなソウルフードが誕生する、かもしれない。
LOCO TACOS
●住所/奈良県橿原市醍醐町259-23
●TEL/070-8462-7772
●駐車場/4台
※営業時間と営業日は公式インスタグラムでご確認ください
