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2025/03/20 07:00
ぱーぷる編集部

【奈良県立美術館】古美術の新しい見方を体験!「新・古美術鑑賞」開催

奈良県奈良市の『奈良県立美術館』にて、コレクション展「新・古美術鑑賞 New Ways of Seeing Japanese Art ―いにしえを想いて愛せる未来かな」を2025年4月5日(土)~5月18日(日)の期間、開催する。


【奈良県立美術館】古美術の新しい見方を体験!「新・古美術鑑賞」開催

伝雪舟 秋冬山水図屏風 室町時代・15-16世紀

「古美術」というと、なにか難しいもの、日々の生活とは相容れないもの、というような印象を持つ人もいるかもしれない。

しかし、古くから日本では、絵画は、信仰、芸道、文芸、娯楽などの諸文化と交わりながら、特別な行事から日々の生活までさまざまな場面で鑑賞されてきた。

現代のわたしたちが、生活の中でイラストや写真を楽しんでいるのとそう変わらない感覚で、当時の人々も今「古美術」と呼ばれている絵画などを愛でていたのではないだろうか。

【奈良県立美術館】古美術の新しい見方を体験!「新・古美術鑑賞」開催

吉村孝敬 十二ヶ月花鳥図屏風 左隻 江戸時代・天保四年(1833)

この展覧会は、屏風・掛軸・扇面・浮世絵という日本文化の中で育まれた多様なかたちを持った古美術を、過去の人々の鑑賞スタイルに想いを馳せながら「体験」してみようという面白い試みがなされている。

【奈良県立美術館】古美術の新しい見方を体験!「新・古美術鑑賞」開催

州信印 三聖図扇面 安土桃山時代・16世紀

難しい前知識がなくてもOK! 心を軽く、歌を口ずさむような気持で古美術を楽しんでみよう。

【奈良県立美術館】古美術の新しい見方を体験!「新・古美術鑑賞」開催

歌川国芳画 人かたまって人になる 江戸時代・19世紀  前期展示:4/5-4/27

関連イベント


◆ワークショップ「令和の屏風歌会」
講師:榊原紘 氏 [歌人]
日時:
(1)4月19日(土)14:00~15:30 展覧会鑑賞ツアー・作歌レクチャー
(2)5月 3 日(土)14:00~16:00 歌会(短歌鑑賞会)
※(1)(2)でひとつのワークショップのため、両日参加可能な方のみ申込可。
会場 : 1Fレクチャールーム・展示室
定員 : 15名(事前申込制・先着順)
※奈良スーパーアプリでの申込受付を予定。受付開始は3月中旬頃予定。

◆美術講座「日本美術の鑑賞史 ―室町・安土桃山時代を中心に」
講師:村上かれん(奈良県立美術館学芸員)
日時:4月26日(土)14:00~15:00 (開場13:30)
会場:1Fレクチャールーム
定員:60名(当日先着順)

◆学芸員と巡る単眼鏡ツアー
日時:4月12日(土)・5月11日(日)
各回約50分 (1)10:00~ (2)11:00~ (3)13:00~
定員:10名(開始30分前より整理券配布)
※ イベントはすべて参加費無料(当日の観覧券が必要)。申込方法など詳細はホームページにて随時ご案内。

◆常設ワークショップ 扇絵コラージュ
扇型の枠の中にモチーフを貼り合わせて自分だけの扇絵を作ろう!!
会場:ショップ脇フリースペース無料エリア
※ 常設ワークショップのみ、当日の観覧券がなくても参加可能。

開催概要


●会期
2025年4月5日(土)~5月18日(日)
※一部作品については展示替をいたします。
前期 4月5日 ~ 4月27日
後期 4月29日~ 5月18日

●開催場所
奈良県立美術館
(奈良県奈良市登大路町10-6)

●休館日 
月曜日、5月7日(水)
※5月5日(月・祝)は開館

●開館時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)

●観覧料 
一般 400円
大学生 250円
※ 小・中・高生及び18歳未満は無料 
※ 65歳以上は平日無料
※ 身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳(アプリを含む)をお持ちの方と介助の方1名は無料

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