奈良市ライフ生活
2017/09/26 01:00

眼鏡職人 多田羅 康孝の楽しさを追求する技術

医療の道具として扱われるだけでなく、ファッションアイテムの一つとしても注目されるようになった“眼鏡”。価格競争が厳しい業界において、オリジナリティと心地よさを追及し、眼鏡ライフの楽しみ方を提案する同店に注目が集まる。

眼鏡職人 多田羅 康孝の楽しさを追求する技術

Profile


奈良県庁から徒歩約3分。1921年の開業から95年、地域密着のキメ細やかなサービスと確かな診療、常に最新の医療技術を取り入れ進化を続けている『冨森歯科医院』。こちらの現院長である冨森伸一朗氏の経歴は少々特殊である。

学生時代からスポーツに明け暮れ、中でもボートはインターハイ・国体出場する程の腕前。「当時は歯科医になるとは考えていませんでした」と言うように、大学は理学部に進学。研究職に就くものと思われていたが、なぜ急に歯学の道に進むことになったのか。その理由を伺うと、「もちろん研究職も魅力的ですし素晴らしい仕事だと思うのですが、私の場合、小さい頃から歯科医院で働く親の姿を間近で見てきて、多くの患者さんに愛され、たくさんの笑顔が溢れるこの仕事に改めて魅力を感じ、私も自分にしか出来ないことでたくさんの人々の役に立ちたいと、歯科医の道に進むことを決心しました。」と当時を振り返る。

理学部からの歯学部編入は決して簡単な事ではないが、スポーツで培った集中力と忍耐力で、見事その道を切り拓いた。あの時感じた「人の役に立ちたい」という強い想い。その想いは今も冨森氏の原動力になっている。

眼鏡職人
多田羅 康孝(TATARA YASUTAKA)

1974 年愛媛県生まれ、奈良県育ち。大学卒業後、大手眼鏡店にて12 年勤務し、「眼鏡の楽しさをもっと追及したい」と有名セレクトショップにて2年修行。2011年にセミオーダーシステムの眼鏡工房『DEER GLASSES』を奈良市高畑町にオープン。

新しいスタイルを提案
暮らし方まで変える眼鏡


奈良市高畑町に佇む『DEER GLASSES』。眼鏡店らしからぬ店内で、眼鏡の楽しさを笑顔で語るのは店主の多田羅氏。「眼鏡ライフをもっと楽しんでほしい」と、一つひとつ手作りでフレームを作る眼鏡職人だ。

シルバーカラーの金属素材「サンプラチナ」を操り、オリジナリティあふれるフレームに仕上げていく多田羅氏。シンプルなモノから個性的なモノまで、カタチは様々。もちろん、一人ひとりの目や顔に合わせて作られるので、既製品ではなしえない“しっくり”とくる、かけ心地のいい眼鏡なのは言うまでもない。眼鏡のある生活が、多田羅氏の“技”でさらに良いものになる。

眼鏡職人 多田羅 康孝の楽しさを追求する技術

プロフェッショナルと呼ばれる”裏づけ”


20 世紀当初のアメリカン・オプティカル社で実際にあったシステムから着想されている同店のセミオーダーシステム。単なる道具としてではなく、自分の魅力を引き出すような眼鏡を作り出す多田羅氏の技術に魅了される人も多い。

「シンプルなものだからこそキレイにかけてもらいたい」と、その人に合わせた一山(いちやま)に仕上げるのも多田羅氏のなせる業。

DEER GLASSES(ディア グラッシーズ)

  • 住所/奈良県奈良市高畑町840-1
  • 電話/0742-24-0202
  • 営業時間/11:30~18:30
  • 定休日/木曜、第1・3 火曜
  • 駐車場/なし
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