ライフ生活
2017/07/15 01:40

vol1.「いただきますの向こう側」を私らしく伝えたい

vol1.「いただきますの向こう側」を私らしく伝えたい vol1.「いただきますの向こう側」を私らしく伝えたい

皆さん、初めまして。今日は記念すべき第1話目ということで。

まずは、自分自身の紹介をしたいなぁと思います。

「農業で奈良を盛り上げて」。大阪の下町のド真ん中で生まれ、自然とは無縁で育ってきた私に突然の辞令がくだったのは2年前。

それまでタウン誌の副編として、街のいろんな情報を発信してきた4年。「なんで私が?」と正直に思いました。農家の娘でもないし、農業なんて一度もしたことないし、野菜がどうやってできるかなんて何にも知らない都会っ子だったわけですから。

そんな私が農業を知り、農家と出会い、「奈良食べる通信」を発刊。この2年間で、私の仕事はガラリと変わりました。

パソコンとにらめっこして原稿書きに必死だった私が、今では畑に通い、生産者さんと一緒に汗だくになりながら、泥だらけになって野良仕事。道すがらシェフや知り合いに出会えば「取材いってらっしゃい」ではなく「今日も畑かい?」なんて言葉が返ってくる。「農業なんて…」そんな気持ちで始まった私の“農ライフ”は“NOライフ”になりつつある。

「奈良食べる通信」で農家さんを取材し始めた当初、4年間のタウン誌編集キャリアはまったく通用しなかったことを今でも覚えています。

生産者さんを前に、何も聞けない自分が恥ずかしくて、悔しい。それもそのはず、何も農業のことを知らなかったのだから。でもとある人が私に教えてくれた。

「はぁちゃん、無敵の素人になれ」と。

この言葉が私の原点。知らないからこそ見えるものがあって、気づけるものがある。誰よりも読者に近い素人目線で伝えることができる。

それが私にできる強みなんだと。そこから、一気に景色が変わり始めた。無敵の素人魂を手に入れた私は、農家さんにづかづかと土足で踏み込んでは、片っぱしからわからない疑問を投げかけ、とことん聞くスタンス。

出会った最初は心にバリアを張る生産者さんも多い。でも、一緒に畑に入って土を触りながら、あーでもない、こーでもないと他愛のない話をしている内に、ポロリと話してくれる。その人の心の真ん中にある大事な想い。その瞬間「農業と出会い、食べる通信をやってよかった」とシンプルに感じられる。

農家さんはよく「伝えることは苦手なんや」と言います。食べものをつくるプロだけど、話し下手な人が多い。ならば、私が彼らの代弁者になりたい。彼らがどんな想いで育てているのか。スーパーに並んでいるものを買って食べるだけでは味わえない「いただきます」の裏側を、私の中で噛み砕いて、読者にわかりやすい言葉に変えて届けたい。

私はこの1年、農家さんからたくさんのギフトをもらいました。だからこそ、私にできる精一杯の恩返しをしたい。これから先も「農meets GIRL」と「奈良食べる通信」を通して、無敵の素人らしく、彼らの想いを丁寧に紡ぎたい。

vol1.「いただきますの向こう側」を私らしく伝えたい

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