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カレー菩薩ちゃんの奈良カレー総本山化計画

【二上スパイス】Vol.10 カレー菩薩ちゃんの奈良カレー総本山化計画

  • 情報掲載日:2021.07.30
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

こんにちは。
奈良市きたまちエリアで『菩薩咖喱(ぼさつカリー)』というネパール式のスパイスカレー店を営んでおります、カレー菩薩ちゃんと申します。
趣味はカレー、特技もカレー、ついでに将来の夢もカレーです。

すでにお店や私自身のことをご存知いただいている方々におかれましては、「カレー菩薩ちゃんとは・・・?」といった具合に、さぞ訝しんでおられることと存じます。
このような突然の自己紹介となりますこと、私自身も心苦しいような、さほど心苦しくないような、気恥ずかしいような思いでいっぱいです。

詳しくは下記の記事をご参照下さい。

さて、私の今後の人生において成し遂げたい野望はと申しますと、
それは“奈良をカレーの総本山にする!”ということです。

ひとことでご説明申し上げるなら、奈良とカレーの結びつきをより強固なものにし、奈良にありとあらゆるカレーを集結させたい、というようなニュアンスでしょうか。

暑さが日増しに厳しくなる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私、この度衝撃の事実を目の当たりにしました。

"curry"という英単語、これは名詞としての用法が皆様によく知られておるかと思いますが、実は動詞としても「〜をカレー料理にする」という意味合いで使えるんです。

日々カレーを作り、カレーのことばかり考えているのに、まだまだ知らないことだらけの奥の深い世界、それがカレーなのですね。
一段と気を引き締めて、私、皆様にカレーの魅力をお伝えして参りたいと思います。I curry you…

さて、今回ご紹介いたしますのは、お仕事のかたわら不定期でスパイスカレー屋を開かれている『二上スパイス』の木谷さんです。

"トレイルランナーが作る身体に優しいスパイスカレー"『二上スパイス』のInstagramの紹介文にこのような一節があります。
トレイルランとカレーとは、果たして…?と疑問を持たれた方もきっと納得するであろう、アツい想いをたっぷりとうかがって参りました。

これまでのカレー人生について

「もともと料理人だったとかじゃなくて、ホントに趣味で、料理はずっとやってたんです。

作ってたのはどちらかというとイタリアンがメインで、カレーをやり始めたのはちょうど二年くらい前でした。
その二年前の時期っていうのは、もう、なんていうか、精神的にも体力的にもどん底にいてた時期だったんですよね。

転職をして入った会社が合わなくて、追い詰められていて、すごいしんどくて。その会社は辞めることになるんですけど、退職して次の会社行くまで、ちょっとだけ間があったんです。
その間がすごい宙ぶらりんで、いろんなものが崩れたような、そういう時期やったんですね。

その当時からずっとトレイルランをやっていて、山を走ることにすごく癒されていたところがあって。
走りながら、このままやったらほんまにあかんし、なにか仕事をやるにしても、自分の"内にあるもの"を形にしたいみたいな思いがあって。

山を走ることと、ずっと好きだった料理を作ることを結びつけられないかなというのが頭にふと浮かんだんです。

これまで作ってきたのはイタリアンやったけど、ランとイタリアンはあまり親和性がないというのがあって。

イタリアンは小麦粉や油もいっぱい使うし、食べてその瞬間はすごく美味しいんだけど、後で胃もたれをしたり体が重くなったりするんですよね。
それは違うなあ、どうせならランで酷使した体の栄養補給に良くて、胃もたれなんかもせず、食べてすぐに走り出せるくらいものがいいなあって思ってた時に、ちょうどインスタのリコメンドの中でカレーの投稿を見かけたんです。

それがものすごく美味しそうで、何やこの食べ物は?!ってなって。行ける場所だったので実際行って食べてみたら、それが衝撃のおいしさで。
副菜のひとつひとつ、カレー、全部おいしい上に混ぜたらもっとおいしくなる。

スパイスカレーはスパイスから作らんとあかんのが、最初、ハードルやったんですけど、調べてみたら基本のスパイスで簡単に作れるレシピがあったので、カイエンペッパーと、ターメリックとクミンと、コリアンダーと、ちょっとガラムマサラと・・・揃えて、実際やってみたら意外といけるじゃないかとなりました。
それからしばらくは、本当に毎日作るくらいの勢いでハマって、同時にいろんなところに食べに行って。

でもそれでは満足せず(笑)、そこからこれを何かのかたちにしてみようという気持ちが徐々に強くなってきて。
場所を探して見当をつけるところまではいったんですが、なかなか気持ちの面で踏ん切りがつかず。

たまたま子供がみていたアニメの歌の中で,お尻を叩かれるような歌詞が出てきたんですね、『“いつかまた”は聞き飽きた』みたいな歌詞だったかな。
それに背中を押されて、「わかった、やる!」ってなって。それがちょうど2年前の今くらいの時期でした。

自分の中で山を走るってことは犠牲にしたくないので、走ることと、会社と、カレーと家族と、全てをできる頻度を探りながら、経験を重ねていってます。」

おすすめメニュー

カレープレート ¥ 1,700

メインのカレー二種、副菜は季節やその時々の仕入れによって変わります。
この日のメニューはこんな感じ。

・豚スペアリブのポークビンダルー
・鰹昆布出汁のチキンキーマ
・シラスとレンズ豆のダル

・水菜、三つ葉、ミョウガのサンボル
・スウヨウキュウリ、ミニトマト、二十日大根、赤玉ねぎのカチュンバル
・大根のアチャール
・ジャガイモのポリヤル
・ズッキーニのバジルペースト炒め 

カレーはお肉がゴロゴロ入っていて、副菜もモリモリのとっても豪華なプレート。

それぞれの味を楽しんだあとは、全体をよく混ぜて味の変化を楽しむべし。

「オイルは、ココナッツオイルをメインに使ってるんですけど、ココナッツオイルって酸化しにくくて中鎖脂肪酸になるから、すぐエネルギーに変わりやすくて、抗酸化作用もあるんです。
いろんな調理法で引き出された野菜の栄養と、スパイスの発汗作用とか精神を落ち着かせる効果を含めて、これひと皿で完全食になるなと思って。
そういう観点から、自分だからこそ作れるカレーを作ろうとしてやってきてます」

スパイスとトレイルラン

木谷さん自身、スパイスとトレイルランを組み合わせるようになってから、身体が軽くなったと話しておられます。

「毎日カレーを作って食べてた時は、消化にエネルギーを使わなくて良いので、体調がすごくよかったですね。
走ってて身体が軽いし、走った後の疲れのリカバリーも早かったと思います。

僕自身もそうですし、仲間が冬場に160㎞くらいの登山道を寝ずに走るっていうチャレンジをした時に,補給食としてスパイスカレーを出したら、その後の冷えが全然なかったよと言ってくれて。それを聞いた時に、やっぱりこれが一つの正解ではあるのかなと感じましたね。
スパイス料理がギリギリのパフォーマンスをしている人にとって良いものであるってことは、普通の方にとっても身体に悪いはずがないと思ってます。」

今後のカレー人生について

「食べることって、生きていく中ですごく重要なことで、"食べることは生きること"だと言ってもいいようなところがあると思います。

カレーそのものもそうなんですけど、僕の場合はそれに合わせて食べる副菜っていうのが重要なファクターで。使う野菜は極力奈良県さんのを使ったり、顔が見れたり、知ってる生産者さんの作っているもの、できたら自分も収穫に行ったものを使いたいっていうのがあって。

食べるっていうのは、動物であれ植物であれ“命をいただいている”ことなので、そういうところから食べ物と向き合ってもらえたらありがたいな、そう思ってもらえるように目の前のひと皿を丁寧に作れたらなあと今は思ってます。
食べたことによって、それが身になってエネルギーになって、自分が今したいと思っていることができるようになるための体を作る・・・その一助になれたらなと」

「お店としては、今は月一とかそれ以上の頻度でカレーを作ってはいるんですけど、まだお客さんにお金をいただいて,食べてもらってっていう経験値が圧倒的に不足しているなって思っていて、しばらくはこういう形で経験を積むことになるかなと思ってますね。
それでいけそうなタイミングがあれば、徐々に今のメインの仕事とのバランスを変えていって、いつかきちんとお店が持てるくらいになれればと。

やっぱりトレイルランニングっていうのは続けていきたい趣味なので、スパイスカレーと結びつけたイベントを今後もいろんな形で催して行けたらなと思います。

それと、山好きのランナーってわりとカレー好きが多くて、そういう人たちのための何かスパイスを使った、保存のきく補給食みたいなものを作れたらなあと思ってたりしますね。
身体を動かすこととスパイスカレーは今後も続けていきたい二つです。」

料理、走ること、食そのもの・・・あらゆることに愛のある眼差しを送り続けてきた木谷さんだからこそ表現できるひと皿、一度食べればこれからもずっと、折にふれて味わいたくなるはずです。
出店情報などはお店のインスタグラムをご参照ください!

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