2021/04/21 01:00
【萬御菓子誂處 樫舎(かしや)/和菓子/奈良市】日本の春を告げる和菓子
ならまち大通り沿いにある和菓子屋『樫舎』。
春日大社などの社寺からも注文を受けている有名店だ。
カウンターで、職人さんによる作りたての和菓子をいただく「和菓子のコース」は、『樫舎』ならでは。
「農家さんが作った食材の味や風味を可能な限り、そのまま残していくことが大事。こだわりはいらないんですよ」と店主の喜多さんは笑いながら話してくれた。
そんな謙虚な喜多さんの作る和菓子は、人々の心を掴んで離さない。
今回は日本の春を感じられる、桜色和菓子2品をご紹介。
「ひかりのどけき春の日」にいただきたい和菓子たち
みよしの 380円(税抜)
『樫舎』の看板メニューである「みよしの」が、春の吉野山を想起させるような、薄桃色を纏って登場。
こちらの「みよしの」は、備中白小豆の漉餡と吉野本葛で仕立てられている。
光が当たると透明感を帯びる姿がとても美しい。
口に入れると、ほんのりとした甘みが広がる上品な味だ。
春霞み 410円(税抜)
そのフォルムは、まるで満開に咲き誇った桜のよう。
備中の白小豆と陸奥のつくねいもを使用した桜のきんとん。
つくねいもとは、大和芋の別称。粘り気が強く、風味が高いのが特長だ。
いものやさしい甘みと、なめらかな口当たりがたまらない。
今回ご紹介した和菓子はどちらも春の時期の限定商品。
気になる人は、早めにチェックしてみて。
https://par-ple.jp/gourmet/?area%5B%5D=nara
萬御菓子誂處 樫舎(よろずおんかしあつらえどころ かしや)
- 住所/奈良市中院町22-3
- 電話/0742-22-8899
- 営業時間/9:00〜18:00
- 定休日/無休
- 駐車場/3台(店前大通り沿いに有)