2018/06/16 01:00
▽COFFEEブレイク▲<br>こだわり抜いた自家焙煎のコーヒー店
コーヒーの面白さは銘柄だけじゃない。
いい豆の良さを最大限に引き出すのは焙煎度。自分好みのコーヒーを見つける早道にもなるかもしれない。
店主の個性豊かな焙煎の妙技をくらえ!
気鋭の新生焙煎人
いい豆を仕入れて個性が光る焙煎を
KOTO COFFEE ROASTERS(コトコーヒーロースターズ)
コーヒー好きが高じて3年ほど前からコーヒーを学び、Qアラビカグレーダーとアドバンストコーヒーマイスターを取得し、昨年6月に自店をオープンさせた。
ダイレクトトレードをしている「C-COOP」より生豆を買い、現地まで視察・買い付けに同行することも。良質な豆の良さを最大限に引き出す焙煎度にももちろんこだわりを。焙煎ごとに差が生じないように、気圧・温度・回転数などを調整し全てデータを取る。
店頭には常時5種類の豆を販売。200g以上の豆の購入で本日のコーヒー1杯と美味しい淹れ方のてほどきが付くのがうれしい。
毎日のコーヒーがちゃんと美味しい
それをみんなに味わって欲しい
おうち珈琲 珈豆(おうちこーひー こまめ)
店頭に並んでいるのは、前日もしくは当日に焙煎したものがほとんど。1kgの小型の焙煎機を置くのも小まめに焙煎して鮮度を保つため。
思う存分テイスティングをしてもらって、会話をしながらその人の理想のコーヒーを一緒に選ぶ。「あとは鮮度を保つ方法を守ってもらえるように、口うるさく言います。だってくつろいだ自宅で本格的な美味しいコーヒーを飲んで欲しいんですもん」
K COFFEEの次なるステージへ
コーヒーの焙煎に真摯に向き合う
K COFFEE焙煎所(ケーコーヒーの焙煎所)
柳町商店街の店舗オープン時からずっとこだわり続けている自家焙煎。この度オランダ製のロースター「GIESEN」を設え、更にコーヒー豆と向き合い表現の豊かさを実現。
基本的に焙煎したてを販売しているが3日目からがオススメだそう。「家でコーヒーを楽しむ人をもっと増やしたい。例えば新鮮な豆をドリップする時のぷっくりとする様も楽しんで欲しい」と店主の森さん。
純喫茶の跡ともあってレトロな趣のある空間も面白い。
ホットコーヒー(400円)
ドリンクメニューはホットコーヒーのみ。5 種~7 種の豆から好きなものをチョイス。基本中煎・中深煎・深煎の焙煎具合。HARIO V60を使って1杯ずつ淹れる。
多くのカフェからラブコールを受ける
研究所のような焙煎所
中山珈琲焙煎所(なかやまこーひーばいせんじょ)
奈良市から少し北へ走らせる南加茂台の住宅街の入り口。駐車場までも焙煎の香りが漂う。
容量3kgのフジローヤルの焙煎機で終始焙煎し、常時8種ほどのスペシャルティコーヒーを揃える。
「珈琲は科学のようなもの」と話すのは店主の中山さん。「温度・時間…少しの焙煎の違いで大きく味が変わるのが難しい反面、面白さがある」。人気のカフェからも支持が厚く、思わぬところで出会うことも。
ペーパードリップ(400円)
8種類ほどの豆の種類から好きなものをセレクト。ハリオのV60で1杯ずつ抽出。店内用は目でも浅煎り・深煎りの違いを感じられる透明なグラスで。