奈良市
2019/10/03 00:00

木簡を通じて感じる、歴史の潮流

奈良在住のポルトガルギター奏者・山本真也さんをお迎えして、隠れ家サロン「三五夜(さんごや)」にて演奏会が開かれます。

ポルトガルギターはポルトガルの民族楽器で、自国ポルトガルではファドなどの演奏に用いられるお馴染みの楽器ですが、日本ではまだ数人しか奏者がいない大変珍しい楽器です。その音色は、ポルトガルの強い陽光のように明るさながら、どことなく郷愁を感じさせるものがあります。

山本真也さんは、まだ芸大の学生の頃その音色に魅せられて、単身ポルトガルに渡航し演奏をマスターし現在日本各地でポルトガルギターの魅力を伝えるべく演奏活動を精力的にされています。

お茶と古美術の隠れ家サロン「三五夜」、大和郡山のリラクゼーションサロン「ナチュリーユウ」のアロマセラピスト、辻本幸子さんと三人での合同コラボイベント。

アロマセラピストの辻本幸子さんの提案により実現する事となった今回のイベントは、演奏会中に演奏に沿ったアロマの精油の香りを空間に漂わせ、聴覚と嗅覚を刺激しながら、そこに煎茶道の体験空間でもある三五夜の特色を活かし、煎茶道のお手前で淹れた紅茶を合わせることで同時に味覚も刺激するという大変興味深い内容。

JR奈良駅から徒歩約2分という交通至便な閑静な住宅街に、隠れ家のようにひっそりと佇む伝統的な和風建築の座敷の一室が、当日は現代アートにも通じるまさに五感で芸術を体感する意欲的な実験場に様変わりします。

お茶の故郷ともいってもよい古都奈良ならではの伝統と、ポルトガルギターという日本でもなかなか聴く機会のない楽器、そして「香り」という点で日本の香道とも通じるアロマセラピーの三つのコラボレーションイベントで芸術の秋を楽しんでみましょう。このイベントは奈良県大芸術祭・奈良県障害者芸術祭のイベントの一部となっております。

本年は5月1日に天皇陛下が即位され、それにともない新しい元号「令和」が施行。

典拠が漢籍ではなく、『万葉集』であったことも大きな話題となった。
そこで今年度は、年号が記された木簡をご覧いただく展示を企画。

年号は、西暦701年の「大宝」から「令和」まで、途切れることなく連続して使われており、奈良時代は年号の本格的な使用が始まって間もない時代といえる。

年号の使用は、中国の思想や制度に基づくもので、当時の改元は、めでたい亀や雲といった具体的なモノやコトを契機として、天皇の代始め以外でもおこなわれた。

本展覧会を通じて、奈良時代の年号に親しんでみて。

地下の正倉院展ー年号と木簡ー


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